亜脱臼の所見
水晶体脱臼・亜脱臼
1. 水晶体脱臼・亜脱臼とは
Section titled “1. 水晶体脱臼・亜脱臼とは”水晶体脱臼・亜脱臼(ectopia lentis)は、水晶体が正常な位置からずれた状態の総称である。水晶体が部分的に位置を変えているが水晶体腔内にとどまる場合を亜脱臼(subluxation)、硝子体窩や前房内に完全に移動した場合を脱臼(luxation/dislocation)と呼ぶ。
いずれもZinn小帯(毛様小帯)の脆弱化または断裂により生じる。先天性の位置異常をectopia lentis、後天性の位置異常をlens subluxation/dislocationとして区別することがある。
先天性水晶体偏位はほとんどが両眼性である。遺伝性または基礎疾患に伴うものが多く、マルファン症候群・ホモシスチン尿症・ワイル・マルケサニ症候群などの全身疾患が挙げられる。マルファン症候群(MFS)では患者の約60〜80%に水晶体偏位を認め1)、遺伝性水晶体偏位の最多原因である。MFSの世界的な有病率は約1/3,000〜5,000人と推定されている6)。
後天性では外傷が最も多い原因である。外傷による水晶体脱臼では、鈍的外傷により眼球が赤道方向へ急速に拡張しZinn小帯が断裂する。その他、落屑症候群・硝子体手術後・強度近視・成熟白内障・ぶどう膜炎なども原因となる。
先天性水晶体偏位の遺伝子解析では、FBN1以外の原因としてSUOX変異が0.76%に同定されており4)、多様な遺伝的背景の存在が示されている。
先天性の水晶体偏位は遺伝性疾患に伴うことが多いが、後天性では外傷が最多原因であり遺伝とは無関係である。外傷が軽微であるにもかかわらず水晶体偏位を生じた場合は、Zinn小帯が脆弱化する基礎疾患の存在を考慮する。
2. 主な症状と臨床所見
Section titled “2. 主な症状と臨床所見”
軽度の偏位では無症状のことがある。偏位の進行に伴い以下の症状が出現する。
- 視力低下:水晶体偏位の最も重要な症状。偏位が角膜中央部にかかると顕著になる。
- 近視化:水晶体の前方偏位や曲率増大に伴い生じる。
- 乱視:水晶体の傾斜・変形による。角膜乱視との合算で高度乱視を呈することがある。
- 単眼性複視:水晶体辺縁が瞳孔領にかかると有水晶体部と無水晶体部で屈折が異なり生じる。
- 屈折変動:水晶体の不安定性により日内変動をきたすことがある。
- 眼痛・急激な視力喪失:前房内への急性脱臼では突然起こる。
前房内への脱臼は急性隅角閉塞緑内障を引き起こし緊急対応が必要となる。Kondoら(2022)は、突然の視力喪失と激しい頭痛を呈した70歳代男性が水晶体脱臼による急性閉塞隅角緑内障と診断された症例を報告している5)。
偏位が少ない場合でも、小児期に何ら問題なく経過した後、成人以降に浅前房をきたし急性隅角閉塞を生じる可能性がある点に注意を要する。
完全脱臼の所見
前房内脱臼:水晶体が前房内に脱出し、急激な眼圧上昇を引き起こす。緊急対応が必要。
硝子体内落下:水晶体が硝子体腔に落下した状態。仰臥位CTで浮遊水晶体サイン(floating lens sign)を呈する。
水晶体瘤(phacocele):強膜間接破裂により水晶体が結膜下またはテノン嚢下に脱臼する稀な所見。
前房内脱臼時には以下の合併症に注意を要する。
- 瞳孔ブロック:水晶体が瞳孔前方に移動し房水循環が遮断される。続発閉塞隅角緑内障の原因となる。
- 角膜内皮障害:水晶体が直接角膜に接触し、Descemet膜剝離や角膜浮腫を引き起こす(lens-endothelial touch)。
- 水晶体起因性眼内炎:硝子体腔に落下した場合、核や皮質による炎症と眼圧上昇を生じうる。
Zinn小帯に脆弱がある場合、眼球運動に伴って水晶体が小刻みに揺れる状態である。細隙灯顕微鏡で確認でき、Zinn小帯断裂を示す重要な所見となる。外傷性の場合でも先天性の場合でも同様に出現する。
3. 原因とリスク要因
Section titled “3. 原因とリスク要因”水晶体脱臼・亜脱臼は先天性(遺伝性)と後天性に大別される。
先天性(遺伝性)
Section titled “先天性(遺伝性)”遺伝性水晶体偏位に関連する主要な遺伝子として、FBN1・CBS・ADAMTSL4・LTBP2・SUOXなどが知られている3)4)。代表的な関連疾患を以下に示す。
マルファン症候群
ホモシスチン尿症
遺伝形式:常染色体劣性(CBS変異)
全身所見:知能障害、骨粗鬆症、血栓症、Marfan様骨格
眼所見:90%に水晶体脱臼
偏位方向:下方・鼻側が多い(60%)
手術注意:周術期の血栓症リスクを必ず考慮する。
ワイル・マルケサニ症候群
遺伝形式:常染色体劣性(優性の場合もあり)
全身所見:短指、短躯、短頭蓋(Marfan症候群と逆表現型)
眼所見:小球状水晶体、水晶体脱臼、緑内障
その他の関連疾患として、亜硫酸酸化酵素欠損症(ISOD)・エーラス・ダンロス症候群・落屑症候群などがある。
- LTBP2変異:毛様体小帯微細線維の発達に必須のタンパクをコードする。LTBP2欠損は小帯の断裂をきたし水晶体脱臼を引き起こす3)。
- ISOD(亜硫酸酸化酵素欠損症):SUOX変異による稀な代謝疾患。先天性ELコホートの0.76%を占め4)、偏位方向はマルファン症候群と類似(上方)し鑑別に遺伝子検査が有用。
- 外傷:最も多い原因。鈍的外傷による眼球変形がZinn小帯を断裂させる。スポーツ外傷・喧嘩・交通外傷が代表的。虹彩離断を併発することも多い。
- 落屑症候群:70歳以上の約4%でZinn小帯脆弱が進行しやすく、白内障手術時の注意が必要である。
- 硝子体手術後:周辺硝子体切除時にZinn小帯脆弱が進行しうる。
- 強度近視:Zinn小帯脆弱を伴うことがある。核落下リスクにも留意。
- その他:成熟白内障、ぶどう膜炎、レーザー虹彩切開術後、特発性(高齢者に散発)。
4. 診断と検査方法
Section titled “4. 診断と検査方法”細隙灯顕微鏡検査が最も重要である。散瞳下で偏位の程度・傾斜を評価し、虹彩・水晶体震盪・硝子体脱出の有無を確認する。心血管系・骨格系などの全身検索も行う。
- 散瞳前の観察:散瞳後は毛様体筋の弛緩によりZinn小帯の張りが増し、水晶体震盪がマスクされることがある。散瞳前の状態で虹彩の揺れに注意を払う。
- 散瞳下の観察:偏位の方向と程度・傾斜を評価。マルファン症候群では上方、ホモシスチン尿症では下方・鼻側偏位が典型。水晶体辺縁と断裂したZinn小帯の観察が可能。
| 検査法 | 主な評価対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 前眼部OCT | 前房深度・小帯 | 非侵襲的。小帯の菲薄化を定量化可能1) |
| 超音波生体顕微鏡(UBM) | 前眼部の動態・隅角・毛様体 | チン小帯断裂の特定に有用。外傷例の42.9%でZinn小帯損傷を検出 |
| CT | 水晶体形態・眼球破裂確認 | 硝子体内落下例で「浮遊水晶体サイン(floating lens sign)」を確認可能 |
| 眼部超音波 | 硝子体・後眼部 | 硝子体内脱臼の確認に有用。前房出血が多く眼底透見不能の場合にも適用 |
硝子体手術を要した外傷性水晶体脱臼・亜脱臼患者の37.7%に網膜裂孔または剥離が認められたが、術前に特定できたのはわずか8.9%との報告がある。十分な術前評価が重要である。
全身検査・遺伝子検査
Section titled “全身検査・遺伝子検査”原因不明の水晶体偏位では、全身検索が不可欠である。
- 心血管系評価:マルファン症候群の大動脈拡張スクリーニング(大動脈エコーまたはCT)
- 骨格系評価:身長・指趾長・側弯の有無
- 代謝スクリーニング:血漿ホモシステイン濃度(ホモシスチン尿症の除外)、尿検査
- 遺伝子検査:全エクソームシーケンス(WES)やパネルベースNGSが有用1)4)。FBN1・CBS・ADAMTSL4・LTBP2・SUOXを網羅的に解析できる。
- 偏位方向:Marfan症候群(上方)、ホモシスチン尿症(下方・鼻側)、ISOD(上方、Marfanと類似)
- 外傷性白内障:外傷歴の有無、Zinn小帯の断裂パターンで鑑別
- 落屑緑内障:落屑物質の沈着とZinn小帯脆弱を伴う
- 眼内レンズ脱臼:白内障手術の既往を必ず確認する
5. 標準的な治療法
Section titled “5. 標準的な治療法”軽症例は眼鏡による屈折矯正を行い経過観察する。特に小児では弱視の予防のため早期の屈折矯正が重要であり、左右差が著明な例では健眼遮閉を含む弱視治療を早期に開始する。眼鏡・コンタクトレンズで矯正できる間は経過観察を継続し、視力に左右差がある場合には健眼遮閉など弱視治療を加える。
瞳孔ブロックを起こした場合は散瞳薬を使用する(縮瞳薬は禁忌)。瞳孔ブロック緑内障に対してはレーザー虹彩切開術を検討する。前方脱臼に対しては一時的にアセタゾラミドで眼圧降下を行いつつ手術へ移行する。
以下のいずれかに該当する場合は手術を考慮する。
- 前房内への(亜)脱臼
- 白内障合併による視力障害
- 水晶体偏位・変形による矯正困難な視力障害
- 水晶体偏位の進行
- 緑内障発作
硝子体腔への完全脱臼では、緑内障・眼内炎・網膜浮腫などの合併症がない限り積極的な手術適応とはならない。
小児の手術適応は、眼鏡矯正が不十分な場合、視力に左右差が強い場合、学業への支障が生じる場合に限って検討する。
Zinn小帯の断裂範囲と偏位の程度に応じて術式が異なる。
- 水晶体乳化吸引術(PEA)+CTR:Zinn小帯断裂が限局的な場合に適応。断裂範囲が1/4以上であればCTR(capsular tension ring)の使用が推奨される。灌流量は低く設定し水流分離は最小限にとどめる。
- 水晶体囊内摘出術(ICCE):偏位が高度でCCC作製が困難な場合、前房内脱臼例。硝子体脱出の処理を十分に行う。
- 硝子体手術(PPV)+水晶体切除:硝子体腔に完全脱臼した場合。液体パーフルオロカーボン(LPFC)を用いて水晶体を虹彩面まで浮上させ経強角膜的に摘出する方法もある。
- IOL固定法:水晶体囊内にIOLを固定できない場合は、毛様溝縫着術または強膜内固定術(縫合糸不使用のヤマネ法等)を行う。若年者では虹彩伸展性が高く術後の瞳孔捕獲に注意する。
- 小児の先天性偏位:水晶体・前部硝子体切除術(水晶体囊は切除)。術後にコンタクトレンズまたは眼鏡で屈折矯正し弱視治療を継続する。
6. 病態生理学・詳細な発症機序
Section titled “6. 病態生理学・詳細な発症機序”水晶体はZinn小帯(毛様小帯)によって支持されている。小帯はフィブリリン-1を主成分とする微細線維で構成され、水晶体の正しい位置と調節機能を維持している。
フィブリリン-1と小帯の脆弱化
Section titled “フィブリリン-1と小帯の脆弱化”フィブリリン-1はFBN1遺伝子によりコードされる細胞外マトリックスの糖タンパクである。マルファン症候群ではFBN1変異によりフィブリリン微細線維が変性し、小帯の脆弱化および水晶体嚢の構造異常を生じる1)。
Vitaleら(2025)は、IGF-1がフィブリリン-1の合成・分解を調節する重要な因子であることを報告した2)。IGF-1受容体を介したシグナルがフィブリリン-1の産生に関与し、慢性的なGH/IGF-1過剰は水晶体懸垂装置の機能不全を促進しうる。
ホモシスチン尿症の機序
Section titled “ホモシスチン尿症の機序”ホモシスチン尿症ではCBSの欠損によりホモシステインが蓄積する。Zinn小帯はシステインに富む微細線維で構成されており、過剰なホモシステインが分子内ジスルフィド結合を異常に修飾する。これにより小帯がタンパク分解に対して脆弱となり断裂をきたす4)。
亜硫酸酸化酵素欠損症(ISOD)の機序
Section titled “亜硫酸酸化酵素欠損症(ISOD)の機序”SUOX変異による亜硫酸酸化酵素の欠損では亜硫酸とその代謝産物が蓄積する。亜硫酸はin vivoで小帯のジスルフィド結合と反応してS-スルホン酸を形成し、小帯の構造的完全性を損ない水晶体偏位を生じる4)。
LTBP2と小帯の発達
Section titled “LTBP2と小帯の発達”LTBP2は毛様体小帯微細線維の発達に必須のタンパクである。LTBP2欠損はZinn小帯の断片化をきたし水晶体脱臼を引き起こす3)。
外傷性の発症機序
Section titled “外傷性の発症機序”鈍的外傷による水晶体脱臼では、角膜および前方強膜への前後方向の圧縮力により眼球が赤道方向へ急速に代償的拡張を起こす。この拡張力がZinn小帯の耐性を超えると断裂が生じる。部分断裂では亜脱臼(水晶体震盪・虹彩震盪・浅前房)、全周断裂では完全脱臼(前房内または硝子体内)をきたす。
続発緑内障の機序
Section titled “続発緑内障の機序”6時間分以上のZinn小帯離断を伴う眼の58.5%で初診時に眼圧上昇が見られ、そのうち54.2%が急性隅角閉塞を呈したとの報告がある。続発緑内障の機序は以下の通りである。
- 瞳孔ブロック:前方亜脱臼による急性・慢性の隅角閉塞
- 水晶体溶解性緑内障(phacolytic glaucoma):水晶体タンパクの漏出による線維柱帯閉塞
- 前房内への硝子体脱出:線維柱帯の機械的閉塞
- 悪性緑内障:前方完全脱臼で報告
水晶体起因性ぶどう膜炎(LIU)は外傷後タンパク漏出・水晶体嚢破損により生じ、通常外傷後14日以内に発生するが数十年後の報告もある。前方亜脱臼による角膜内皮不全はlens-endothelial touchによって生じる。
落屑症候群における小帯変性
Section titled “落屑症候群における小帯変性”落屑症候群では落屑物質(exfoliative material)がZinn小帯の表面に沈着し、経年的にタンパク分解を促進して小帯脆弱を引き起こす。70歳以上の約4%に落屑緑内障を合併し、同群では白内障手術時のZinn小帯損傷リスクが著しく上昇する。
7. 最新の研究と今後の展望(研究段階の報告)
Section titled “7. 最新の研究と今後の展望(研究段階の報告)”マルファン症候群の眼合併症の最新知見
Section titled “マルファン症候群の眼合併症の最新知見”Adjiら(2025)のシステマティックレビューにより、MFSにおける水晶体偏位の頻度・手術転帰・合併症リスクが系統的に整理された6)。MFSでは水晶体偏位以外にも緑内障・白内障・網膜剝離のリスクが高く、包括的な眼科管理が推奨される。重症の水晶体偏位ではPPV + lensectomyが選択されることが多い。
全エクソームシーケンスによる遺伝子解析の進歩
Section titled “全エクソームシーケンスによる遺伝子解析の進歩”Caiら(2025)は先天性水晶体偏位の症例にWESを施行し、FBN1変異に加えてCOL2A1遺伝子の変異を同定した1)。WESの臨床応用により単一遺伝子検査では見逃される複雑な遺伝子型を明らかにできる可能性がある。
SUOX遺伝子型と表現型の相関
Section titled “SUOX遺伝子型と表現型の相関”Liら(2022)はSUOX変異35家系のレビューにおいて、ミスセンス変異(M+M型)は遅発型・軽症型と相関し、ナンセンス/フレームシフト変異(NF+NF型)では全例が重症型ISODであったことを報告した4)。この知見は予後予測や遺伝カウンセリングに有用である。
アクロメガリーと水晶体脱臼
Section titled “アクロメガリーと水晶体脱臼”Vitaleら(2025)は、71歳女性の特発性両側水晶体脱臼がアクロメガリー(GH: 93.22 μg/L)の非典型的発症であった症例を報告した2)。慢性的なGH/IGF-1過剰によるフィブリリン-1の撹乱が毛様小帯の脆弱化をもたらした可能性が考察されている。
IOL固定技術の進歩と低侵襲手術
Section titled “IOL固定技術の進歩と低侵襲手術”縫合糸を使わない強膜内固定技術(ヤマネ法など)の普及により、水晶体嚢が使用できない症例でのIOL固定の安全性・再現性が向上している。フェムト秒レーザーの応用により、亜脱臼眼における前嚢切開の精度向上も期待されている。トーリック多焦点IOLの強膜内固定も一部施設で試みられている。
原因不明の水晶体偏位、特に非外傷性・両側性の場合に推奨される。全エクソームシーケンス(WES)やパネルベースNGSにより、FBN1・CBS・ADAMTSL4・LTBP2・SUOXなどの原因遺伝子を網羅的に解析できる1)4)。遺伝子型の特定は予後予測や全身合併症のスクリーニングにも直結する。
8. 参考文献
Section titled “8. 参考文献”- Cai X, Chen W, Xue J, Wang J, Bai Z, Qiang W, et al. Diagnosis of congenital ectopia lentis: a case report and review of the literature. Journal of medical case reports. 2025;19(1):288. doi:10.1186/s13256-025-05266-3. PMID:40542356; PMCID:PMC12181895.
- Vitale L, Fatti LM, Bonomi M, et al. Case Report: Bilateral lens dislocation as an atypical presentation of acromegaly and review of the ocular effects of GH/IGF-1 excess. Front Endocrinol. 2025;16:1666425. doi:10.3389/fendo.2025.1666425.
- Xu M, Li K, He W. Compound heterozygous mutations in the LTBP2 gene associated with microspherophakia in a Chinese patient: a case report and literature review. BMC Med Genomics. 2021;14:227. doi:10.1186/s12920-021-01080-0.
- Li JT, Chen ZX, Chen XJ, Jiang YX. Mutation analysis of SUOX in isolated sulfite oxidase deficiency with ectopia lentis as the presenting feature: insights into genotype-phenotype correlation. Orphanet J Rare Dis. 2022;17(1):392. doi:10.1186/s13023-022-02544-x. PMID:36303223; PMCID:PMC9615255.
- Kondo K, Isono H. A case of angle-closure glaucoma caused by spontaneous lens dislocation. Clinical case reports. 2022;10(12):e6670. doi:10.1002/ccr3.6670. PMID:36483875; PMCID:PMC9723378.
- Adji AS, Billah A, Fadila F, Praja ET, Retno I, Puspitasari A, et al. A systematic review of case series of Marfan syndrome: ocular findings and complications. Rom Med J. 2025;72(1):75-83. doi:10.37897/RMJ.2025.1.11.