眼外傷
眼は外界に露出した臓器であり、打撲・穿孔・異物の刺入・化学物質の曝露などさまざまな外力により損傷を受けることがあります。このカテゴリでは、受傷の原因や部位に応じた眼外傷の分類と、それぞれの対応を扱います。
全61件の疾患
よく参照される疾患
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1件か行
39件角膜異物の種類・診断・除去手技(異物針・ドリル・鑷子)・術後管理について解説する。鉄粉異物の錆輪形成から植物性異物の感染リスクまで、眼科救急で必要な知識を網羅する。
角膜上皮全層が欠損した状態で、眼科救急で最も頻度の高い外傷の一つである。単純性は抗菌薬点眼とヒアルロン酸点眼で数日以内に治癒するが、1週間以上持続する遷延性角膜上皮欠損(PED)では原因精査が必要となる。
アルカリ性化学物質による眼外傷の定義・木下分類による重症度評価・緊急洗眼から眼表面再建術までの治療を解説する。
酸性化学物質による眼外傷の定義・臨床的特徴・重症度評価・洗眼から外科的治療までを解説する。アルカリ外傷との病態の相違を明確にする。
球後出血は眼窩内に血液が蓄積する緊急疾患である。眼球突出・眼圧上昇・視力喪失を引き起こし、迅速な減圧処置が不可欠となる。
頬骨上顎複合骨折(ZMC骨折)は頬骨が接合する4箇所が同時に骨折する顔面外傷である。眼窩底骨折を含むため眼科的管理が不可欠であり、形成外科・耳鼻咽喉科との多診療科連携が重要となる。
結膜(瞼板結膜・球結膜・円蓋部結膜)に異物が付着・刺入した状態。眼科外来新患の4.4%を占める。一般的な異物は湿綿で除去可能だが、毒毛虫由来の毒針毛は硝子体侵入リスクがあり完全摘出と網膜硝子体精査が必要である。
外傷による結膜組織の断裂。小さな裂傷は抗菌点眼で自然治癒するが、大きな裂傷は縫合が必要である。結膜裂傷の下に隠れた強膜裂傷・眼球破裂の除外が最も重要な診療ポイントとなる。
鈍的外傷により虹彩根部が毛様体付着部で断裂し強膜岬から剝離した状態。瞳孔偏位・単眼複視・羞明を生じうる。Modified Siepser法やMcCannel法による虹彩縫合術で修復する。
鈍的眼外傷やレーザー外傷後に生じる外傷性黄斑円孔の定義・疫学・OCT診断・自然閉鎖の可能性・硝子体手術(ILM剝離の是非)・予後を解説。特発性との鑑別や脈絡膜新生血管の管理も詳述。
眼球打撲・外傷により結膜血管が破綻して生じる結膜下の出血。出血自体は1〜4週間で自然吸収するが、結膜下に隠れた結膜裂傷・強膜裂傷・眼球破裂の除外が最も重要な診療ポイントとなる。
鈍的外力により瞳孔括約筋が断裂して生じる散瞳状態。近方視力低下と羞明が主症状で、1%ピロカルピン点眼で縮瞳しないことが診断の手がかりとなる。動眼神経麻痺との鑑別が重要。
眉毛部への鈍的外傷等による介達外力が視神経管に作用し視神経が損傷される疾患。受傷後24〜48時間以内の早期治療が予後に大きく関わる。ステロイドパルス療法と視神経管開放術が治療選択肢となる。
鈍的・開放性眼外傷後に生じる外傷性硝子体出血の原因・症状・Bモード超音波による診断・硝子体手術の適応・ゴースト細胞緑内障の管理・予後を解説。
鈍的眼外傷によるZinn小帯断裂で生じる外傷性水晶体脱臼・亜脱臼の分類・症状・診断・手術適応(CTR・強膜内固定・硝子体手術)・全身疾患との鑑別を解説。
眼外傷後に生じる外傷性白内障の分類(鈍的・鋭的・異物・非力学的)・Vossius輪などの臨床所見・診断・術前計画・手術手技・小児の弱視管理・予後を解説。OTSスコアによる予後予測、一次的vs二次的摘出の選択基準も詳述。
開放性・非開放性眼外傷に起因する裂孔原性網膜剝離。開放性では硝子体手術、非開放性では強膜バックリング手術が基本方針となる。若年者・小児に多く、増殖性硝子体網膜症への進展に注意を要する。
鈍的外傷により前房内に血液が貯留する状態。Grade 0〜IVに分類される。安静・散瞳薬・ステロイド点眼が治療の基本で、再出血・眼圧上昇・角膜血染・隅角後退緑内障に注意が必要である。
眼外傷の初期評価と管理について、非眼科医が行うべきトリアージ、緊急処置、眼科紹介の判断基準を解説する。
眼窩内への異常な空気蓄積による疾患。眼窩壁骨折後の鼻かみが最多の原因であり、多くは7〜10日で自然軽快するが、重症例では眼窩コンパートメント症候群から失明に至る可能性がある。
眼窩内圧の急激な上昇により視神経・網膜への血流が遮断され、緊急減圧を行わなければ不可逆的な失明に至る眼科救急疾患。外眥切開術・下外眥靭帯断裂術による即時減圧が治療の中心となる。
眼部への鈍的外傷により眼窩底に生じる骨折で、複視・眼球陥凹・眼球運動障害が主症状。外眼筋絞扼を伴う閉鎖型骨折は小児に多く緊急手術を要する。手術ではチタンメッシュや吸収性プレートで眼窩底を再建する。
眼窩底骨折(吹き抜け骨折)は眼部への鈍的外傷により生じる骨折で、複視・眼球陥凹・眼球運動障害を主症状とする。嵌頓の有無と骨折型により緊急手術から経過観察まで治療方針が異なる。
眼窩内異物(orbital foreign body)の定義・分類・診断・治療・予後について、CTを中心とした画像診断や材質別の管理方針を含め解説する。
眼窩内壁(篩骨紙様板)の骨折について、症状・診断・治療法を解説。眼窩壁の中で最も薄い内壁は鈍的外傷で骨折しやすく、複視や眼球陥凹の原因となる。
眼窩上壁骨折は前頭部への外傷で生じる比較的まれな眼窩骨折で、成人では高エネルギー外傷に伴い重症頭部外傷を合併することが多い。脳神経外科・耳鼻咽喉科との多診療科連携が必要となる。
眼球摘出術(enucleation)の適応・手術手技・インプラント・術後管理について解説する。眼球全体と視神経の一部を摘出する術式であり、眼内悪性腫瘍・視力回復見込みのない眼外傷・有痛性失明眼などが主な適応となる。
眼球内容除去術(evisceration)の適応・手術手技・術後管理・眼球摘出術との比較について解説する。強膜殻と外眼筋を温存し眼球内容物のみを除去する術式であり、義眼の可動性や整容面で利点がある。
高熱物質による眼球熱傷の第1〜3度分類・木下分類による角結膜障害評価・急性期冷却から眼表面再建までの治療を解説する。
鈍的外圧による眼圧上昇で眼球壁が断裂する開放性眼外傷。高度の結膜出血・低眼圧・前房出血を呈するが、結膜下に隠れた開放創は見逃されやすい。24時間以内の一次修復が眼内炎リスク低減のために推奨される。
眼球外傷・眼内炎・慢性ぶどう膜炎などを経て不可逆的に萎縮した眼球の終末状態である眼球癆の定義・原因・診断・治療・義眼管理を解説する。
眼瞼再建術の適応・欠損評価・術式選択(直接縫合からCutler-Beard法・Hughes皮弁まで)・後葉移植片・最新の組織工学について解説する。
眼瞼熱傷の原因・分類(I〜III度)・症状・診断・治療法を解説。急性期の冷却・潤滑から植皮・再建手術、眼窩コンパートメント症候群への対応まで網羅する。
眼瞼裂傷(まぶたの裂傷)の原因・症状・診断・治療法について解説。涙小管断裂の合併や縫合手技など、眼科外傷の重要な知識を網羅する。
眼内異物(IOFB)の原因・分類・症状・CT診断・PPVによる異物摘出術・予後因子を解説。鉄錆症・銅錆症の病態、OTS予後予測や最新の摘出デバイスの情報を掲載。
眼外傷の疫学・分類・リスク要因と、職業・スポーツ・家庭・交通事故における予防戦略を解説する。眼外傷の90%は適切な対策により予防可能である。
眼および眼付属器外傷で用いられる超音波検査・UBM・OCT・CT・MRIなどの画像診断技術について、各モダリティの原理・適応・所見・禁忌を体系的に解説する。
外傷や術後合併症により眼動脈に偽腔が形成される稀な血管病変。拍動性眼窩腫瘤を特徴とし、血管内コイル塞栓術が第一選択となる。
鈍的眼外傷による毛様体筋層間の断裂で生じる隅角後退の定義・診断・治療・隅角後退緑内障の長期管理を解説。隅角鏡検査・UBM・前眼部OCTによる評価と、低眼圧・続発緑内障への対応を詳述。
さ行
6件視神経乳頭離断(optic nerve head avulsion)は、外傷により視神経が篩状板レベルで眼球から分離するまれな病態である。高度な視力障害を来し、確立された治療法は存在しない。
外傷により視神経が篩状板レベルで眼球から分離するまれな重篤外傷。完全断裂では光覚消失となり、確立された有効な治療法は存在しない。早期診断と不要な治療の回避が重要である。
紫外線による角膜上皮障害の定義・電気性眼炎と雪眼炎の違い・症状・フルオレセイン染色による診断・急性期治療と予防を解説する。
鋭的物体が眼球を前後に貫通し刺入創と刺出創を生じる開放性眼球損傷。穿通性(刺入のみ)より重篤で、24時間以内の一次修復が眼内炎リスク低減に重要である。
鋭的物体が眼球壁を貫通し刺入創のみを生じる開放性眼球損傷。穿孔性(刺入+刺出)と異なり刺出創がなく、眼内異物合併に注意する。24時間以内の一次修復を目指す。
銃器(拳銃・ライフル・エアソフトガン等)による眼球・眼窩の外傷について、疫学・診断・治療・予防を解説する。
た行
2件な行
2件は行
4件花火や爆発による飛散物(破片)で生じる眼外傷の疫学・症状・診断・治療・予後について解説する。鈍的外傷・熱傷・化学損傷が複合的に発生し、重症例では眼球破裂や永続的視力喪失に至る。
放射線による眼障害(白内障・網膜症・視神経症)の定義・線量閾値・診断・抗VEGF療法を含む治療を包括的に解説する。
爆風過圧への曝露による間接的外傷性視神経症の一亜型。穿通性損傷を伴わず衝撃波のみで視神経が損傷される疾患の病態・診断・治療を解説する。
外傷や全身疾患(急性膵炎・腎不全など)に伴い後極部に綿花様白斑・網膜出血・Purtscher fleckenが生じる閉塞性網膜微小血管症。約60%が両眼性で、経過観察が基本的な治療方針である。
ま行
3件眼球への鈍的外傷によりブルッフ膜・脈絡膜毛細血管板・網膜色素上皮が断裂する疾患。受傷直後は出血で隠されるが、吸収後に三日月形の白色線条として確認される。脈絡膜新生血管の発生に注意が必要である。
鈍的眼外傷により鋸状縁で硝子体基底部から網膜が離断する外傷性網膜裂孔の一形態。若年者に多く、扁平な網膜剝離として緩徐に進行するため診断の遅れに注意を要する。
眼球への鈍的外傷後に視細胞外節が障害され、網膜に特徴的な白色混濁を生じる疾患。多くは2週間程度で自然軽快するが、黄斑部の障害では視力予後が不良となることがある。
ら行
4件外傷による涙小管断裂の原因・症状・診断・手術治療について解説。犬咬傷や殴打など受傷機転別の特徴、涙管チューブ留置を含む修復手技、術後管理を詳述する。
Le Fort骨折(I型・II型・III型)の分類・症状・診断・治療について、眼科的合併症を中心に解説する。
眼科で使用されるレーザーの安全基準、ハザード分類、レーザー損傷の臨床像・診断・管理、および環境・患者・術者の安全対策を解説する。
レーザーポインター・美容レーザー・医療用レーザーによる眼外傷の病態・症状・診断・治療を解説する。網膜の光熱損傷・光機械的損傷から脈絡膜新生血管まで多彩な障害を生じうる。