眼瞼型の所見
石垣状巨大乳頭:上眼瞼結膜に直径1mmを超える扁平な乳頭が密集し、石垣状を呈する。直径1mm以上の乳頭は巨大乳頭とされる。
活動性の指標:充血の程度と乳頭間の粘液性分泌物、乳頭頂部のフルオレセイン染色が活動性の指標となる。
観察法:上眼瞼翻転が必須であり、細隙灯顕微鏡で評価する。
春季カタル(vernal keratoconjunctivitis: VKC)は、I型アレルギー反応を主体とし、結膜に増殖性変化(結膜巨大乳頭、輪部増殖)を認めるアレルギー性結膜疾患である7)。日本アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン第3版では、アレルギー性結膜疾患(allergic conjunctival disease: ACD)を「I型アレルギー反応を主体とした結膜の炎症性疾患であり、抗原により惹起される自覚症状・他覚所見を伴うもの」と定義し、VKCはその中で結膜増殖性変化と角膜病変を伴う重症型に位置づけられる7)。
「vernal」は春を意味し、春季に増悪しやすいことから命名された。しかし実際には通年性に経過する症例も多く、病態にはI型アレルギーに加えてCD4陽性2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)主導のIV型過敏反応が深く関与する。
アレルギー性結膜疾患は以下の4病型に分類される7)。
国内全国調査では、アレルギー性結膜疾患全体の有病率は**48.7%**に達し、1993年の厚生省フィールド調査(15〜20%)と比較して著明に増加している7)。病型別の内訳は以下のとおりである7)。
| 病型 | 有病率 |
|---|---|
| スギ・ヒノキによる季節性アレルギー性結膜炎(SAC) | 37.4% |
| 通年性アレルギー性結膜炎(PAC) | 14.0% |
| スギ・ヒノキ以外による季節性アレルギー性結膜炎 | 8.0% |
| アトピー角結膜炎(AKC) | 5.3% |
| 春季カタル(VKC) | 1.2% |
| 巨大乳頭結膜炎(GPC) | 0.6% |
VKCの年齢分布は、2017年の全国調査では20代に最多のピークを認める一方、学童期にも重要なピークを示し、10歳前後の男児に好発する7)。発症年齢は5歳から25歳の間にあり、ピークは10〜12歳である。多くは思春期を迎える頃に自然軽快するが、12%程度の患者では成人期まで症状が持続する。男児に多いが、加齢とともに男女差は縮小する。
日本国内では高温多湿な夏季や、スギ・ヒノキ花粉飛散時期にあたる春季に症状が増悪しやすい。ただし原因抗原としてはハウスダストやダニが多いため、通年性に経過する症例も少なくない。また、1993年から1995年の日本眼科医会アレルギー眼疾患調査研究班による疫学調査では、アレルギー性結膜炎全体が10代にピークを認め年齢とともに減少するパターンであったのに対し、2017年の調査では40代が最多で10代にも小さなピークを認めるパターンへと変化している7)。この変化は、抗原曝露環境の変化や診断技術の向上、人口構造の変化を反映したものと考えられる。
VKCは臨床所見の部位により3型に分類される。
多くの患者に本人または家族のアトピー歴が認められる。一卵性双生児とその父親におけるNGS(次世代シーケンシング)解析では、HLA-DQB1*05:01、HLA-DRB1*01:01:01、HLA-A*32:01:01がVKCとの関連を示した2)。ただし、単一の原因遺伝子座との明確な相関は解明されていない。
VKCは10歳前後で発症し上眼瞼結膜の石垣状巨大乳頭が主体で、多くは思春期以降に自然軽快します。一方、AKCは20〜50代で発症し、アトピー性皮膚炎を伴い慢性経過をとり、結膜囊短縮や瞼球癒着、角膜混濁を残しやすい疾患です。VKCの診断根拠はハウスダスト・ダニへの感作が多いのに対し、AKCではさらに結膜擦過物中の好酸球陽性率が高く血清IgEも著明に上昇するのが特徴です。ただしアトピー性皮膚炎を合併する春季カタル例は重症化しやすく、両者の鑑別が困難な場合もあります。

VKCは他のアレルギー性結膜疾患と比べて眼痛の訴えが強いことが特徴である。瘙痒感や異物感より眼痛を訴えることが多く、重症例では視力低下をきたす7)。
活動性の高い状態では、起床時に激しい眼瞼痙攣と粘液性分泌物のため動けなくなることがあり、「モーニング・ミザリー(morning misery)」と呼ばれる。学業や日常生活への影響が大きく、不登校の原因となることもある。
**巨大乳頭、輪部増殖、シールド潰瘍(楯型潰瘍)**は、VKC診断の核となる特異度の高い他覚所見である7)。
眼瞼型の所見
石垣状巨大乳頭:上眼瞼結膜に直径1mmを超える扁平な乳頭が密集し、石垣状を呈する。直径1mm以上の乳頭は巨大乳頭とされる。
活動性の指標:充血の程度と乳頭間の粘液性分泌物、乳頭頂部のフルオレセイン染色が活動性の指標となる。
観察法:上眼瞼翻転が必須であり、細隙灯顕微鏡で評価する。
眼球型の所見
角膜合併症は疾患の重症度に応じて段階的に進行する。点状表層角膜炎、落屑様点状表層角膜炎、上皮びらん、シールド潰瘍(楯型潰瘍)の順に重症度が増す7)。
VKC瘢痕期の角膜組織学的検討では、上皮過形成、Bowman層の消失、実質の硝子化および血管新生が確認されている3)。免疫組織化学的にはABCG2(輪部幹細胞マーカー)が消失する一方でp63は残存しており、輪部幹細胞の部分的な機能障害が示唆されている3)。この知見は角膜移植(DALKやPKP)後の予後評価に重要である。
まれな合併症として瞼板結膜の角化がある。長期罹患(小児期発症から20年以上)のVKC患者で両眼性の瞼板結膜角化が初めて報告され、病変切除と結膜自家移植で4年間再発なく管理された4)。同症例では強膜レンズ(PROSE)装用により矯正視力0.8(20/25)が達成された4)。
VKCは単純なIgE介在性のI型アレルギーのみでは説明できない。CD4陽性Th2細胞主導のIV型過敏反応が重要な役割を果たす。動物モデルを用いた検討では、I型アレルギーを単独で関与させた場合は結膜好酸球浸潤を誘導できなかったのに対し、Th2細胞を関与させると強い結膜好酸球浸潤が誘導された。この知見は、VKCの病像形成にTh2細胞が中心的な役割を果たしていることを示す。
結膜巨大乳頭の病理組織像では、好酸球浸潤、線維芽細胞の増生、細胞外マトリックスの沈着に加え、多数のT細胞浸潤も認められる。すなわち、巨大乳頭の形成にはI型アレルギー反応のみならず、T細胞依存性の慢性炎症も関与している。
VKCの原因抗原はハウスダストやダニが多く、そのほか花粉、動物のフケなど多種類の抗原に反応することも少なくない7)。このため季節性のみならず通年性に症状が持続することがある。
VKCやアトピー性角結膜炎はアレルギー性角膜疾患として感染性角膜炎のリスク因子でもある6)。
正確な機序は解明されていませんが、性ホルモンが結膜局所の好酸球動員に促進的に作用するという仮説があります。思春期以降に男女差が縮小し、症状も軽減することから、内分泌的な因子の関与が示唆されています。また、女児に比べ男児の方が屋外活動の頻度が高く、抗原曝露量が多いことも一因と考えられています。
診断は、臨床症状(A)、I型アレルギー素因(B:全身的+局所的)、結膜でのI型アレルギー反応(C)の3要素を用いて、以下の3段階で行う7)。
| 診断区分 | 要件 |
|---|---|
| 臨床診断 | A のみ(ACDに特有な臨床症状あり) |
| 臨床的確定診断 | A+B(臨床症状+涙液中総IgE陽性、血清抗原特異的IgE陽性、または皮膚反応陽性) |
| 確定診断 | A+B+C または A+C(上記に加え、結膜擦過物中好酸球陽性) |
VKCの重要な診断根拠には、巨大乳頭、輪部増殖、角膜病変(シールド潰瘍、角膜プラーク)、眼痛、眼脂、充血が含まれる7)。特徴的な臨床所見(石垣状巨大乳頭、Horner-Trantas斑、シールド潰瘍)と瘙痒感・眼痛の問診から臨床診断を行い、検査所見で確定診断に至る。
以下の検査を病型・重症度に応じて組み合わせる7)。
春季カタル症例では、アレルウォッチ涙液IgEの陽性率が94.7%と報告され、アレルギー性結膜疾患の中でも高い陽性率を示します7)。ACD全体では感度73.6%、特異度100%と特異度が高い一方で感度には限界があるため、偽陰性を念頭に臨床所見と合わせて解釈することが重要です。検査は免疫クロマト法を用いた簡便な迅速診断キットで、下眼瞼結膜囊にテストストリップを挿入するだけで約10分で判定できます。
VKCの治療は、日本アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン第3版(2021)に基づく7)。VKCはTh2細胞が病態形成の中心的役割を果たすことから、T細胞抑制能を持たない抗アレルギー点眼薬のみではコントロールできない。T細胞の機能を制御する免疫抑制点眼薬やステロイド点眼薬の併用が必要となる。
春季カタルでは、重症度と角膜病変の有無に応じて以下の薬剤を組み合わせる7)。
| 治療介入 | 診療上の位置づけ | 補足 |
|---|---|---|
| ステロイド点眼薬 | 重症炎症や角膜病変で重要な治療選択肢 | 小児では眼圧上昇に注意し、定期的な眼圧測定を行う |
| シクロスポリン点眼薬 | 免疫抑制点眼薬として条件に応じて使用 | ステロイド減量や再燃予防に役立つことがある |
| タクロリムス点眼薬 | 効果の根拠が比較的強い主要治療 | 重症例、ステロイド抵抗例、ステロイドレスポンダーで特に重要 |
| 免疫抑制点眼薬とステロイド点眼薬の併用 | 重症増殖性変化で検討 | 病勢をみながらステロイドを漸減する |
タクロリムス点眼薬に関するメタアナリシスでは、角膜上皮障害スコアを標準化平均値差-0.89(95%CI -1.32〜-0.46)、眼瞼乳頭スコアを-0.83(95%CI -1.68〜0.03)改善させることが示されている7)。眼圧上昇がみられないことから、VKC治療の主要な選択肢として位置づけられる7)。
抗アレルギー点眼薬
メディエーター遊離抑制薬:マスト細胞膜を安定化しヒスタミンの遊離を抑制する。クロモグリク酸ナトリウムなど。
H1受容体拮抗薬:ヒスタミンの受容体結合を競合的に阻害する。オロパタジン、エピナスチンなど。瘙痒感が強い場合に選択する。季節前からの初期治療として予防投与する。
免疫抑制点眼薬
以下の薬剤を組み合わせて、重症度に応じた段階的治療を行う7)。
| 薬剤(商品名) | 一般名 | 濃度 | 点眼回数 | 特徴・保険適用 |
|---|---|---|---|---|
| パタノール®点眼液 | オロパタジン塩酸塩 | 0.1% | 1日4回 | H1拮抗+遊離抑制 |
| アレジオン®点眼液 | エピナスチン塩酸塩 | 0.05% | 1日4回 | H1拮抗+遊離抑制 |
| パピロックミニ®点眼液 | シクロスポリン | 0.1% | 1日3回 | 免疫抑制(VKC保険適用) |
| タリムス®点眼液 | タクロリムス水和物 | 0.1% | 1日2回 | 免疫抑制(VKCのみ保険適用) |
| フルメトロン®点眼液 | フルオロメトロン | 0.1% | 1日4回 | 低吸収性ステロイド |
| リンデロン®点眼・点耳・点鼻液 | ベタメタゾン | 0.1% | 1日4回 | 高力価ステロイド |
抗アレルギー点眼薬を基盤とし、重症度や角膜病変に応じて免疫抑制点眼薬やステロイド点眼薬を追加する7)。
改善後はまずステロイド点眼薬を漸減・中止し、次いで免疫抑制点眼薬を漸減する。再燃時は免疫抑制点眼薬を再開し、それでも抑制できない場合にステロイド点眼薬を追加する。
VKCは若年者に多い疾患であり、若年者ほどステロイドレスポンダー(ステロイド緑内障)の割合が高い点に注意が必要である。定期的な受診・眼圧測定が必須である。高力価ステロイド(リンデロン®)は速やかな効果が得られる反面、軽快時に自己中止して悪化する悪循環に陥るリスクがある。特に投薬が保護者から本人に移行する10歳以降は自己管理能力の低下に注意する。
寛解期にステロイドを漫然と継続すると、MBP・ECPによる抗菌作用が保たれている活動期とは異なり、細菌性角膜炎のリスクが高まる。アトピー性皮膚炎合併例ではMRSAの保菌・感染や単純ヘルペスの誘発にも留意する。
免疫抑制点眼薬とステロイド点眼薬でコントロールできない場合は、以下を考慮する。
予防・セルフケアでは以下を重視する7)。
VKCの病態はI型アレルギー(即時型)とIV型過敏反応(遅延型)の両方が関与する複合的な免疫反応である。
I型アレルギーでは、涙液中に侵入した抗原がIgEを介してマスト細胞の脱顆粒を引き起こす。即時相ではヒスタミンが遊離され充血と瘙痒を生じ、遅発相ではロイコトリエンなどの新規合成メディエーターが炎症を増幅する。
IV型過敏反応では、Th2細胞がIL-4、IL-5、IL-13を産生し好酸球の動員・活性化を促進する。活性化した好酸球はMBP、ECPなどの細胞障害性蛋白を放出し、角膜上皮への直接的な障害を引き起こす。動物実験では、I型アレルギー単独では結膜好酸球浸潤は誘導できず、Th2細胞の関与により強い結膜好酸球浸潤が誘導されることが示されている。この知見はVKCにおけるTh2細胞の中心的役割を裏付けている。
近年、Th2サイトカインのシグナル伝達にJAK/STAT経路が重要な役割を果たすことが注目されている。JAK1はIL-4、IL-5、IL-13、IL-31およびTSLP(thymic stromal lymphopoietin)のシグナル伝達を媒介し、アレルギー性炎症の中心的な経路となっている1)。このため、JAK阻害薬が難治性VKCに対する新たな治療選択肢として注目されている。
結膜巨大乳頭の病理組織像では、好酸球浸潤、線維芽細胞の増生、細胞外マトリックスの沈着に加えて、数多くのT細胞浸潤も認められる。乳頭の基本病態は血管新生反応であり、結膜上皮の肥厚と上皮下の炎症細胞増殖を伴い、線維性組織が乳頭状に隆起する。中心に血管があり、その周囲にリンパ球や形質細胞を主体とした細胞浸潤を認める。硬い瞼板の上で生じるため上眼瞼結膜に好発する。
VKC瘢痕期の角膜ボタンの組織学的検討では、上皮過形成、Bowman層の消失、間質の硝子化および血管新生が確認された3)。免疫組織化学ではABCG2(輪部幹細胞マーカー)が消失する一方、基底細胞マーカーのp63は保持されていた3)。この結果は、VKCによる輪部幹細胞障害が完全な幹細胞不全ではなく部分的な機能障害であることを示唆しており、角膜移植(DALKやPKP)後の予後評価に重要な知見である3)。
重症VKCとアトピー性皮膚炎を合併した18歳女性において、JAK1選択的阻害薬であるウパダシチニブの内服開始後2か月で巨大乳頭の著明な平坦化が得られた1)。血清IgE 8973 IU/mLと著しい高値を示す難治例であったが、タクロリムス点眼との併用で良好な経過をたどった1)。
JAK1はTh2サイトカイン(IL-4、IL-5、IL-13、IL-31)およびTSLPのシグナル伝達を媒介する1)。ウパダシチニブによるJAK1阻害はこれらのサイトカインを包括的に抑制し、従来の免疫抑制点眼薬に抵抗する重症例への新たな治療選択肢となる可能性がある1)。
一卵性双生児とその父親のVKC家系においてNGS(次世代シーケンシング)によるHLA解析が行われ、HLA-DQB1*05:01、HLA-DRB1*01:01:01、HLA-A*32:01:01がVKCとの関連を示した2)。VKCにおけるNGSベースのHLA解析としては初の報告である2)。
VKC瘢痕期の角膜組織を免疫組織化学的に検討した研究では、3例4眼(DALKまたは全層角膜移植施行例)において上皮過形成、Bowman層消失、間質硝子化、血管新生が確認された3)。ABCG2陰性・p63陽性の所見から部分的な輪部幹細胞機能障害と結論された3)。
長期罹患(小児期発症から20年以上)のVKC患者で両眼性の瞼板結膜角化が報告された4)。これはVKCにおける瞼板結膜角化の初めての症例報告である4)。病変切除と結膜自家移植で管理され、4年間再発なく経過した4)。強膜レンズ(PROSE)装用により矯正視力0.8(20/25)が達成された4)。
VKC患者における成長ホルモン欠損(GHD)の有病率上昇が報告されている5)。11歳男児のVKC症例でGHDの合併が確認され、タクロリムス点眼とフルオロメトロン点眼への変更後6週間で著明な改善を得た5)。GH療法がCRPやIL-6などの炎症マーカーを低下させるとの報告もあり、VKCの病態へのGHDの関与が注目されている5)。
抗IgEモノクローナル抗体であるオマリズマブの有効例が報告されている。また、抗IL-4受容体α抗体であるデュピルマブについてアトピー性角結膜炎を対象とした臨床試験が進行中であり、VKCへの応用も期待される。これらの生物学的製剤は、従来の免疫抑制点眼薬で効果不十分な難治例への新たな選択肢となりうる。ただし、デュピルマブは皮膚科領域のアトピー性皮膚炎で広く使用される一方、眼表面副作用として結膜炎・眼瞼炎の発症率が高いことが知られており、VKCへの応用に際してはベネフィットとリスクの慎重な比較衡量が必要となる。
免疫抑制点眼薬の長期使用に関するエビデンスの蓄積、特にタクロリムス点眼薬の10年以上の長期安全性データ、ステロイド点眼薬との至適併用プロトコールの確立、小児期発症例の成人期までの追跡調査、初期治療のタイミングに関するRCTなどが今後の課題である7)。また、VKC有病率の経時的変化を追跡するため、全国疫学調査の継続的実施も重要である。
ウパダシチニブ(JAK1選択的阻害薬)が難治性VKCに有効であったとする症例報告があります1)。JAK1はTh2サイトカインのシグナル伝達を包括的に媒介するため、理論的にはVKCの病態に合致した作用機序を持ちます。ただし、現時点ではVKCに対する適応承認はなく、症例報告の段階にとどまります。今後、安全性と有効性を検証する臨床試験が期待されます。現時点では、タクロリムス点眼薬(タリムス®)が引き続き主要な治療選択肢となります7)。