「せ」で始まる疾患
五十音索引(さ行)
65件の疾患が見つかりました
-
正常眼圧緑内障 (せいじょうがんあつりょくないしょう)正常眼圧緑内障(NTG)の定義・多治見研究に基づく疫学・眼灌流圧や血管因子・診断と鑑別・CNTGS/LoGTSのエビデンス・第一選択薬・目標眼圧設定を解説。
-
星状硝子体症 (せいじょうしょうしたいしょう)硝子体中にカルシウム・リン脂質複合体が沈着する加齢性の変性疾患。高齢者に多く通常は無症状だが、後部硝子体剥離を契機に急性視力低下を生じることがある。
-
星状多形無色素性脈絡膜症(SMACH) (せいじょうたけいむしきそせいみゃくらくまくしょう)2021年に初報告されたSMACHは、黄橙色の星状樹枝状病変を脈絡膜に呈する稀少疾患。マルチモーダルイメージングによる診断と経過観察が基本となる。
-
星状非遺伝性特発性中心窩黄斑網膜分離症(SNIFR) (せいじょうひいでんせいとくはつせいちゅうしんかおうはんもうまくぶんりしょう)SNIFR(Stellate Nonhereditary Idiopathic Foveomacular Retinoschisis)の症状・診断・治療・病態生理を解説。X連鎖先天性網膜分離症との鑑別も詳述。
-
青色白内障 (せいしょくはくないしょう)青色白内障は水晶体の核および皮質に青白色の混濁を生じる常染色体優性遺伝の発育性白内障である。通常成人期まで視力に影響せず、進行して視力低下を来した場合に白内障手術が適応となる。
-
成人悪性視神経膠腫 (せいじんあくせいししんけいこうしゅ)成人の前部視路・視交叉に発生する極めて稀で致死的な悪性膠腫(MOGA/MONG)。疫学・症状・画像診断・病理所見・治療法と予後を解説する。
-
成人発症緩徐進行型自己免疫性糖尿病(LADA)における神経眼科学的考察 (せいじんはっしょうかんじょしんこうがたじこめんえきせいとうにょうびょう)LADA(1.5型糖尿病)に伴う糖尿病網膜症、眼筋麻痺、視神経障害などの神経眼科学的合併症について、診断・治療・病態生理を解説する。
-
脆性角膜症候群 (ぜいせいかくまくしょうこうぐん)脆性角膜症候群(BCS)はZNF469またはPRDM5遺伝子の両アレル変異により生じる稀な常染色体劣性遺伝の結合組織疾患であり、進行性の角膜菲薄化・脆弱化により角膜穿孔・破裂のリスクが著しく高い。
-
生体血縁者間結膜輪部同種移植術(lr-CLAL) (せいたいけつえんしゃかんけつまくりんぶどうしゅいしょくじゅつ)輪部幹細胞欠損症(LSCD)に対し、生体血縁者から結膜・輪部組織を移植する眼表面幹細胞移植術。両眼性LSCDや対側眼がドナー不適な片眼性LSCDに適応される。全身免疫抑制下で行われ、眼表面安定化率は45〜92%と報告されている。
-
セカンドオピニオンの受け方・紹介状について(How to Get a Second Opinion) (せかんどおぴにおん)眼科でのセカンドオピニオンの受け方・紹介状(診療情報提供書)の取得方法・費用・保険制度を解説する。手術の要否、難治性疾患の診断、重大な告知後などでセカンドオピニオンが有用な場面と、上手に活用するためのポイントを整理する。
-
脊索腫の神経眼科学的徴候 (せきさくしゅのしんけいがんかがくてきちょうこう)脊索腫(chordoma)は脊索遺残から発生する稀な骨の悪性腫瘍で、頭蓋底に発生した場合は外転神経麻痺・複視・視野欠損などの神経眼科学的症状を呈する。診断・治療・予後について解説する。
-
脊髄小脳失調症の眼科的徴候 (せきずいしょうのうしっちょうしょうのがんかてきちょうこう)脊髄小脳失調症(SCA)は遺伝性神経変性疾患群であり、眼振・眼筋麻痺・網膜変性など多彩な眼科的徴候を呈する。SCAの型によって眼科所見が異なり、診断・管理に眼科的評価が重要な役割を担う。
-
セザレ・チョッツェン症候群 (せざれちょっつぇんしょうこうぐん)セザレ・チョッツェン症候群(尖頭合指症III型)は、TWIST1遺伝子の変異による常染色体優性遺伝の頭蓋顔面症候群である。眼瞼下垂や斜視をはじめとする眼科的異常を高頻度に伴う。
-
白内障手術における切開創の作製 (せっかいそうのさくせい)白内障手術(超音波水晶体乳化吸引術)における切開創の作製方法を解説。透明角膜切開・強角膜切開・経結膜強角膜一面切開の手技、位置・サイズ・構造の選択基準、合併症予防のポイントをまとめる。
-
接合部暗点およびトラクエア接合部暗点 (せつごうぶあんてん)視神経と視交叉の接合部における病変から生じる特徴的な視野欠損パターン。下垂体腺腫などの鞍部腫瘍が最も一般的な原因であり、正確な視野検査と画像診断が早期発見に不可欠である。
-
摂食障害の眼科的徴候 (せっしょくしょうがいのがんかてきちょうこう)神経性やせ症・神経性過食症・過食性障害に伴う兎眼・ドライアイ・視力障害・頭蓋内圧亢進症などの眼科的徴候の診断と管理を解説する。
-
セマグルチドと関連する眼科的リスク (せまぐるちどとかんれんするがんかてきりすく)GLP-1受容体作動薬セマグルチドの使用拡大に伴い、糖尿病網膜症の悪化と非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)との関連が報告されている。本記事では両合併症のリスクと臨床的対応を解説する。
-
セリアック病の神経眼科的臨床像 (せりあっくびょうのしんけいがんかてきりんしょうぞう)セリアック病(グルテン感受性腸症)に伴うビタミン欠乏や自己免疫機序により生じる、視神経症・眼筋麻痺・偽脳腫瘍・ドライアイなどの神経眼科的臨床像について解説する。
-
レーザー線維柱帯形成術(ALT・SLT) (せんいちゅうたいけいせいじゅつ)レーザー線維柱帯形成術(ALT・SLT)の原理・適応・照射条件・手技・合併症・治療成績を解説。LiGHT試験6年成績の詳細、緑内障診療ガイドライン第5版とEGS第6版の位置づけ、落屑緑内障での使用法を含む。
-
線維柱帯切開術・低侵襲緑内障手術(MIGS) (せんいちゅうたいせっかいじゅつ・ていしんしゅうりょくないしょうしゅじゅつ)線維柱帯切開術(トラベクロトミー)と低侵襲緑内障手術(MIGS)の術式分類・手技・適応基準・治療成績・合併症・病態生理を解説。眼外法・マイクロフック・KDB・GATT・iStent inject W・Hydrusの臨床エビデンスと日本の使用要件等基準を網羅。
-
線維柱帯切除術(トラベクレクトミー) (せんいちゅうたいせつじょじゅつ)線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)の適応、手術手技(MMC 0.04%・4分間塗布)、代謝拮抗薬(MMC・5-FU)、術後管理(LSL・ニードリング)、合併症(低眼圧黄斑症・濾過胞感染)、Moorfields分類による濾過胞評価、長期成績を網羅的に解説。
-
線維柱帯切除術後のレーザー縫合糸切断術(Laser Suture Lysis) (せんいちゅうたいせつじょじゅつごのれーざーほうごういときりだんじゅつ)線維柱帯切除術後のレーザー縫合糸切断術(LSL)の原理・適応・手技・使用レンズ・レーザー設定・合併症・施行時期を解説。術後眼圧管理における濾過量の段階的調整法について最新の知見を含む。
-
ステントによる線維柱帯バイパス術 (せんいちゅうたいばいぱすじゅつ)iStentおよびHydrusマイクロステントを用いた線維柱帯バイパス術(MIGS)の適応、手術手技、合併症、臨床成績を解説。白内障手術との併用による眼圧下降効果と安全性プロファイルを網羅。
-
遷延性類円板状網脈絡膜炎(RPC) (せんえんせいるいえんばんじょうもうみゃくらくまくえん)2000年に初めて報告された稀な両眼性炎症性脈絡膜疾患。APMPPEとサーピジン状脈絡膜炎の特徴を兼ね備え、数か月〜数年にわたり新病変が出現し続ける難治性疾患。
-
旋回状乳頭周囲脈絡網膜変性 (せんかいじょうにゅうとうしゅういみゃくらくもうまくへんせい)TEAD1遺伝子変異による稀な常染色体優性遺伝の脈絡網膜変性疾患で、視神経乳頭周囲からのらせん状萎縮を特徴とする。Sveinsson脈絡網膜萎縮症とも呼ばれる。
-
全眼球炎 (ぜんがんきゅうえん)眼球のすべての構造と眼窩周囲組織にまで炎症が波及する重篤な化膿性感染症。眼内炎が進行した最重症型であり、迅速な治療がなければ失明や眼球喪失に至る。
-
前眼部OCT(AS-OCT) (ぜんがんぶおーしーてぃー)前眼部OCT(AS-OCT)の原理・SS-OCT/SD-OCT方式・隅角定量パラメータ(AOD/ARA/TISA)・UBMとの比較・臨床応用(緑内障隅角評価・角膜評価・白内障術前評価)を解説。非接触で前眼部断層像を取得する画像診断装置である。
-
前眼部発生異常(ASDA) (ぜんがんぶはっせいいじょう)角膜・虹彩・水晶体など前眼部の発生過程に異常をきたす先天性疾患群の総称。遺伝的多様性が高く、続発緑内障を合併しやすいことが共通した特徴である。
-
閃輝暗点と眼性片頭痛 (せんきあんてん)閃輝暗点・網膜片頭痛・反復性有痛性眼筋麻痺性神経障害(RPON)など、片頭痛の眼科的徴候を包括的に解説する。視覚前兆の特徴・鑑別・急性期治療・予防療法を網羅する。
-
閃輝性硝子体融解症 (せんきせいしょうしたいゆうかいしょう)コレステロール結晶が硝子体に蓄積する変性眼疾患。外傷・硝子体出血に続発し、金色結晶が重力で沈殿する。
-
Xenゲルステント(Xen Glaucoma Treatment System) (ぜんげるすてんと)Xenゲルステント(XEN45)は前房から結膜下腔へ房水を排出する低侵襲緑内障手術(MIGS)デバイスである。ブタゼラチン製の6mmチューブで、2016年にFDA承認を取得した。
-
穿孔性眼外傷 (せんこうせいがんがいしょう)鋭的物体が眼球を前後に貫通し刺入創と刺出創を生じる開放性眼球損傷。穿通性(刺入のみ)より重篤で、24時間以内の一次修復が眼内炎リスク低減に重要である。
-
穿孔性強膜軟化症 (せんこうせいきょうまくなんかしょう)関節リウマチなどの自己免疫疾患に伴い、充血や疼痛を欠く静穏な眼に強膜の壊死・菲薄化が進行する稀で重篤な眼疾患。炎症を伴わない壊死性強膜炎に分類される。
-
全色盲(アクロマートプシア) (ぜんしきもう)全色盲(アクロマートプシア)は3種類すべての錐体視細胞の機能が障害される常染色体劣性遺伝性網膜疾患である。視力低下・羞明・眼振・色覚欠如を主徴とし、CNGA3・CNGB3遺伝子変異が大部分を占める。
-
線状実質性角膜炎(LIK) (せんじょうじっしつせいかくまくえん)角膜実質に線状の混濁を呈する稀な角膜疾患。病因は不明であるが、自己免疫の関与が推測されている。ステロイド点眼への反応性が良好である一方、再発と寛解を繰り返す経過をたどることがある。
-
染色硝子体手術 (せんしょくしょうしたいしゅじゅつ)硝子体手術において内境界膜・硝子体・網膜前膜などの半透明組織を生体染色剤で可視化する手技。ブリリアントブルーG・トリアムシノロンアセトニド・インドシアニングリーンなどが使用される。
-
全身化学療法と眼毒性 (ぜんしんかがくりょうほうとがんどくせい)分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬など全身化学療法に伴う眼の副作用を薬剤クラス別に解説。ぶどう膜炎、漿液性網膜症、角膜障害など多彩な眼毒性の機序と管理を網羅する。
-
全身疾患治療薬と緑内障 (ぜんしんしっかんちりょうやくとりょくないしょう)全身疾患治療薬と緑内障(Systemic Medications and Glaucoma)の関連を解説。ステロイド・トピラマート・抗コリン薬による緑内障リスク増加、β遮断薬・メトホルミン・スタチンによるリスク低下、降圧薬・抗うつ薬の矛盾する報告を網羅。
-
全身性エリテマトーデス(SLE)の眼症状 (ぜんしんせいえりてまとーです)全身性エリテマトーデス(SLE)は多臓器に慢性炎症を起こす自己免疫疾患で、患者の約30〜50%に眼症状を合併する。乾性角結膜炎やループス網膜症など多彩な眼病変を呈し、重症例では視力障害に至る。
-
前進性波状角膜上皮症 (ぜんしんせいはじょうかくまくじょうひしょう)角膜輪部幹細胞の機能異常により、上部角膜輪部から中央に向かって波状のプラークが進展するまれな角膜疾患。硝酸銀塗布により良好な予後が得られる。
-
全身性毛細血管漏出症候群の眼科的特徴 (ぜんしんせいもうさいけっかんろうしゅつしょうこうぐんのがんかてきとくちょう)全身性毛細血管漏出症候群(クラークソン病)は毛細血管から組織への急激な水分・タンパク漏出を特徴とする稀な疾患で、結膜浮腫・脈絡膜滲出・急性閉塞隅角・NAIONなど多彩な眼合併症を引き起こす。
-
小児の全身麻酔下検査(EUA) (ぜんしんますいかけんさ)小児の全身麻酔下検査(EUA)の適応・術前評価・鎮静薬の選択・実施手順を解説。 網膜芽細胞腫スクリーニング、発達緑内障の診断、ERG・VEP等の電気生理検査が 主な適応である。トリクロホスナトリウムや抱水クロラールなど外来鎮静薬の用量、 絶飲食基準、眼球心臓反射への対処、鎮静後の帰宅基準を包括的にまとめる。
-
全層角膜移植術 (ぜんそうかくまくいしょくじゅつ)角膜全層をドナー角膜に置換する移植手術。水疱性角膜症・円錐角膜・角膜白斑・角膜ジストロフィなどが主な適応であり、拒絶反応・緑内障・感染症が3大合併症である。近年は層状角膜移植の普及により適応が変化しつつある。
-
眼周囲悪性腫瘍に対するセンチネルリンパ節生検 (せんちねるりんぱせつせいけん)眼周囲の悪性腫瘍(メラノーマ、脂腺癌、有棘細胞癌、メルケル細胞癌など)における微小転移検出のためのセンチネルリンパ節生検の適応、手技、転帰について解説する。
-
穿通性眼外傷 (せんつうせいがんがいしょう)鋭的物体が眼球壁を貫通し刺入創のみを生じる開放性眼球損傷。穿孔性(刺入+刺出)と異なり刺出創がなく、眼内異物合併に注意する。24時間以内の一次修復を目指す。
-
先天色覚異常 (せんてんしきかくいじょう)錐体視物質の先天的な欠損・機能異常により色の識別能力が正常と異なる状態。先天赤緑色覚異常は日本人男性の約5%に認められ、X連鎖劣性遺伝を示す。色覚以外の視機能は正常であり、進行しない。
-
先天性遺伝性角膜内皮ジストロフィ(CHED) (せんてんせいいでんせいかくまくないひじすとろふぃ)先天性遺伝性角膜内皮ジストロフィ(CHED)の原因遺伝子SLC4A11、症状、診断、角膜内皮移植を含む治療法、病態生理を解説。
-
先天性外眼筋線維化症(CFEOM) (せんてんせいがいがんきんせんいかしょう)先天性外眼筋線維化症(CFEOM)は、動眼神経・滑車神経の発達異常に起因する先天性の非進行性外眼筋麻痺で、眼瞼下垂と眼球運動制限を主症状とする稀な遺伝性疾患である。
-
先天性角膜実質ジストロフィ(CSCD) (せんてんせいかくまくじっしつじすとろふぃ)先天性角膜実質ジストロフィ(CSCD)のデコリン遺伝子変異、症状、診断、全層角膜移植を含む治療法、病態生理を解説。
-
先天性筋無力症候群 (せんてんせいきんむりょくしょうこうぐん)神経筋接合部の遺伝的異常により生じる不均一な疾患群。出生時または小児期に易疲労性の眼瞼下垂・眼筋麻痺・四肢の筋力低下を呈し、遺伝子亜型に基づく治療が求められる。
-
先天性動眼神経麻痺 (せんてんせいどうがんしんけいまひ)動眼神経(第3脳神経)の先天性麻痺で、眼瞼下垂・外斜視・眼球運動制限を呈する小児眼科疾患。周産期の末梢神経損傷が主因とされ、弱視予防のための早期治療介入が重要である。
-
先天性脳神経異常支配症候群 (せんてんせいのうしんけいいじょうしはいしょうこうぐん)先天性脳神経異常支配症候群(CCDDs)は、脳神経の発達異常による先天性・非進行性の眼球運動障害群である。デュアン症候群やCFEOMなどを含み、外眼筋への異常支配により麻痺性斜視を呈する。
-
先天性嚢胞眼 (せんてんせいのうほうがん)先天性嚢胞眼(CCE)は、胚発生初期の一次眼胞陥入障害により眼球の代わりに眼窩内に嚢胞が形成される極めて稀な先天性眼奇形である。嚢胞摘出と義眼装着が標準治療となる。
-
先天性風疹症候群 (せんてんせいふうしんしょうこうぐん)先天性風疹症候群(CRS)は、妊娠初期の母体風疹感染により胎児に生じる先天異常であり、白内障・先天性心疾患・難聴を三主徴とする。眼症状が最も高頻度で、色素性網膜症・緑内障・小眼球症などを伴う。
-
先天性ぶどう膜外反(Congenital Ectropion Uveae) (せんてんせいぶどうまくがいはん)先天性ぶどう膜外反(CEU)の病因・症状・臨床所見・診断・鑑別疾患・治療法・予後を解説。片側性の前房発育不全と二次性緑内障を特徴とする稀な疾患。
-
先天性網膜色素上皮肥大(CHRPE) (せんてんせいもうまくしきそじょうひひだい)先天性網膜色素上皮肥大(CHRPE)は網膜色素上皮の先天性過誤腫で、通常は良性・無症状である。非定型バリアントは家族性大腸腺腫症(FAP)と関連し、大腸癌の早期スクリーニングマーカーとして重要な役割を担う。
-
先天停止性夜盲 (せんてんていしせいやもう)眼底がほぼ正常でERGにより診断される非進行性の先天性網膜機能障害。完全型(cCSNB)と不全型(iCSNB)の2型に分類され、X連鎖劣性遺伝が最多である。
-
先天白内障(Congenital Cataract) (せんてんはくないしょう)生下時または乳幼児期に発症する水晶体混濁。出生1,000〜10,000人に1人の頻度で発生し、形態覚遮断弱視を防ぐための早期手術と長期的な弱視治療・屈折矯正が視力予後を左右する。
-
先天鼻涙管閉塞症 (せんてんびるいかんへいそくしょう)先天鼻涙管閉塞症は鼻涙管下端の膜性閉塞を主因とする涙液排泄系の先天的閉塞で、新生児の6〜20%に発生する。生後12か月までに約90%が自然治癒するが、持続例には涙嚢マッサージ(Crigler法)による保存療法やプロービング、涙道内視鏡手術が行われる。
-
前部実質穿刺術 (ぜんぶじっしつせんしじゅつ)再発性角膜上皮びらんに対する治療手技。25〜27Gの注射針でBowman膜から浅層実質を穿刺し、創傷治癒反応により係留線維産生を促進して上皮接着を再構築する。瞳孔領外の再発に対して85%の有効率を示す。
-
前房関連免疫偏位(ACAID) (ぜんぼうかんれんめんえきへんい)眼の前房に免疫特権を付与する能動的な免疫抑制(免疫寛容)現象。前房内に侵入した抗原に対して抗体産生は保たれるが、遅延型過敏反応などの細胞性免疫が抗原特異的に抑制される。角膜移植の拒絶率が他臓器移植(約100%)と比べて約20%にとどまる主要な理由とされる。
-
前房出血 (ぜんぼうしゅっけつ)前房(角膜と虹彩の間)内に血液が貯留する状態。鈍的外傷が最多の原因であり、眼圧上昇や角膜血染など視力に関わる合併症を引き起こしうる。
-
ぶどう膜炎における前房穿刺 (ぜんぼうせんし)ぶどう膜炎の診断目的で前房水(房水)を採取する侵襲的手技。PCRによるウイルスDNA検出(HSV・VZV・CMV・トキソプラズマ)やサイトカイン解析(IL-10/IL-6比による眼内リンパ腫鑑別)に用いられる。硝子体採取より合併症リスクが低く、外来で施行可能。
-
前房洗浄術(Anterior Chamber Washout) (ぜんぼうせんじょうじゅつ)前房内の血液・膿・炎症物質・化学物質・粘弾性物質などを灌流液で洗い出す手技。眼内炎・前房出血・角膜血染症・化学熱傷・白内障術後合併症など幅広い前眼部疾患に適応される。
-
前房内眼内レンズ (ぜんぼうないがんないれんず)水晶体嚢またはチン氏帯の支持が失われた場合に用いる前房固定型の眼内レンズ(ACIOL)。柔軟なオープンループ型設計により、現代では旧式設計と比べて良好な転帰が得られる。