「と」で始まる疾患
五十音索引(た行)
23件の疾患が見つかりました
-
頭蓋縫合早期癒合症候群 (とうがいほうごうそうきゆごうしょうこうぐん)頭蓋骨の縫合が早期に癒合することで頭蓋変形や神経学的合併症を生じる疾患群。Crouzon症候群、Apert症候群、Pfeiffer症候群などが含まれ、多職種による集学的管理が必要となる。
-
倒像鏡検査(Binocular Indirect Ophthalmoscopy) (とうぞうきょうけんさ)双眼倒像検眼鏡(BIO)の光学原理,集光レンズ(20D/28D)の使い分け,散瞳下の系統的眼底観察手順,強膜圧迫法による周辺網膜検索,網膜剥離・裂孔の代表的所見と対応を解説する。
-
疼痛性チック・コンバルシフ症候群 (とうつうせいちっくこんばるしふしょうこうぐん)三叉神経痛と同側の片側顔面痙攣が共存する稀な症候群。血管圧迫が最多の原因で、微小血管減圧術による治療が標準である。
-
疼痛を伴う失明眼(Painful Blind Eye) (とうつうをともなうしつめいがん)視覚回復の見込みがない眼に生じる慢性疼痛(疼痛を伴う失明眼)について、原因・症状・段階的な治療法(点眼・毛様体光凝固・球後注射・眼球摘出術)を解説する。
-
頭低位安静(HDTBR)に伴う眼球変化 (とうていいあんせいにともなうがんきゅうへんか)宇宙飛行関連神経眼症候群(SANS)の地上アナログモデルである頭低位安静(HDTBR)で観察される視神経乳頭浮腫・脈絡膜襞・RNFL肥厚などの眼球変化について解説する。
-
糖尿病黄斑虚血 (とうにょうびょうおうはんきょけつ)糖尿病黄斑虚血(DMI)は糖尿病患者の黄斑部における毛細血管閉塞・萎縮によりFAZの拡大と視力低下をきたす病態である。OCTAやAO-OCTなど先進的画像診断により視細胞レベルの評価が可能となっている。
-
糖尿病患者の眼科スクリーニング(Diabetic Eye Screening Guidelines) (とうにょうびょうがんかすくりーにんぐ)糖尿病患者の約30〜40%に網膜症が存在し、早期発見で90%以上の失明が予防可能である。病期別のスクリーニング頻度・検査法・AIを用いた自動スクリーニング・内科−眼科連携について解説する。
-
糖尿病性乳頭症 (とうにょうびょうせいにゅうとうしょう)糖尿病患者に生じる視神経乳頭浮腫で、視力変化は最小限にとどまり3〜6ヶ月で自然寛解することが多い。視神経乳頭の微小血管障害が原因と推定され、除外診断が必要である。
-
糖尿病性白内障(Diabetic Cataract) (とうにょうびょうせいはくないしょう)糖尿病に伴う水晶体混濁。ポリオール経路によるソルビトール蓄積が主要機序であり、皮質混濁・後嚢下混濁が特徴的である。白内障手術は有効だが、術後の網膜症・黄斑浮腫悪化に注意を要する。
-
糖尿病網膜症・糖尿病黄斑浮腫(Diabetic Retinopathy and Diabetic Macular Edema) (とうにょうびょうもうまくしょう)糖尿病に伴う網膜微小血管障害であり、後天性視覚障害の主要原因の一つ。改変Davis分類による病期分類、抗VEGF療法を中心とした黄斑浮腫治療、汎網膜光凝固・硝子体手術による増殖網膜症治療を解説する。
-
透明水晶体摘出術 (とうめいすいしょうたいてきしゅつじゅつ)白内障のない透明な水晶体を摘出し眼内レンズを挿入する屈折矯正手術。強度屈折異常や閉塞隅角緑内障に対して行われる。
-
トウワタ角膜毒性 (とうわたかくまくどくせい)トウワタ属(Asclepias属)植物の乳液状樹液(ラテックス)に含まれるカルデノリド(強心配糖体)が角膜内皮のNa+/K+-ATPaseを阻害し、角膜ポンプ機能障害による角膜浮腫を引き起こす。洗眼とステロイド点眼・高張薬で通常数日以内に回復する。
-
トーリック眼内レンズ(Toric IOLs) (とーりっくがんないれんず)白内障手術における乱視矯正眼内レンズ(トーリックIOL)の適応基準・IOL計算・後部角膜乱視の考慮・手術手技・軸合わせ・合併症・最新エビデンスを解説。
-
トキソプラズマ症(眼トキソプラズマ症) (ときそぷらずましょう)トキソプラズマ原虫(Toxoplasma gondii)が眼内に感染して起こる網脈絡膜炎。感染性ぶどう膜炎の最も一般的な原因であり、先天感染の再発と後天感染の両方で発症する。
-
特発性低髄液圧症候群 (とくはついてきずいえきあつしょうこうぐん)脊髄からの脳脊髄液漏出により頭蓋内圧が低下する疾患。起立性頭痛を特徴とし、外転神経麻痺などの眼症状を呈することがある。硬膜外自家血注入療法が主要な治療法である。
-
特発性眼窩炎症(眼窩偽腫瘍) (とくはつせいがんかえんしょう)眼窩に発生する原因不明の非特異的炎症性疾患で、旧称「眼窩炎性偽腫瘍」。病理学的に非特異的・抗菌薬無効・ステロイド著効の3条件で定義される。プレドニゾロン内服が第一選択であり、3〜6ヶ月かけて漸減する。難治例には放射線治療やメトトレキサートが試みられる。
-
特発性視神経炎 (とくはつせいししんけいえん)自己免疫機序による視神経の炎症性疾患。15〜45歳の女性に好発し、急性の片眼性視力低下と眼球運動痛を主症状とする。90%以上で視力回復が期待できるが、抗AQP4抗体陽性例は難治性でありMS移行リスクの評価が重要である。
-
特発性多巣性脈絡膜炎(IMFC) (とくはつせいたそうせいみゃくらくまくえん)特発性多巣性脈絡膜炎(IMFC)は、網膜・脈絡膜に複数の炎症性病変を呈する両眼性の自己免疫性疾患で、若年近視女性に多く、脈絡膜新生血管が重篤な合併症となる。
-
トシリズマブ(非感染性ぶどう膜炎) (としりずまぶ)IL-6受容体阻害薬トシリズマブは、TNF-α阻害薬に抵抗する難治性の非感染性ぶどう膜炎やぶどう膜炎性嚢胞様黄斑浮腫に対して有効性が報告されている生物学的製剤。若年性特発性関節炎関連ぶどう膜炎では第II相試験で一部に反応が報告されている。
-
トラコーマ (とらこーま)クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)の眼型セロタイプA〜Cによる反復感染が原因の慢性結膜炎であり、世界最大の感染性失明原因である。結膜濾胞・乳頭増殖から瘢痕化・睫毛乱生・角膜混濁へと進行し、WHOのSAFE戦略(手術・抗菌薬・顔面清潔・環境改善)による撲滅が推進されている。
-
Traboulsi症候群 (とらぶーるししょうこうぐん)ASPH遺伝子変異による極めてまれな常染色体劣性遺伝疾患。顔貌奇形、水晶体脱臼、前眼部異常、自然発生的濾過胞を4大特徴とする。EGFドメインのヒドロキシ化障害により水晶体小帯の安定性が低下し、進行性の眼合併症を呈する。
-
トロサ・ハント症候群 (とろさはんとしょうこうぐん)海綿静脈洞・上眼窩裂・眼窩先端部の特発性肉芽腫性炎症により、片側性の激しい眼窩後部痛と眼筋麻痺(有痛性眼筋麻痺)を来す希少疾患。ステロイドへの劇的な反応性が特徴的だが、除外診断であることに注意を要する。
-
トンネル内水晶体核破砕術 (とんねるないすいしょうたいかくはさいじゅつ)手動小切開白内障手術(MSICS)の新しい核処理手技。6mm未満の強角膜トンネル内で水晶体核を分割・除去することで、誘発乱視を軽減する術式である。