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五十音索引(か行)
69件の疾患が見つかりました
- ウィルソン病(Kayser-Fleischer輪) (かいざーふらいしゃーりん)ウィルソン病はATP7B遺伝子の変異による銅代謝異常症であり、肝障害、錐体外路症状、角膜のKayser-Fleischer輪を3主徴とする。Kayser-Fleischer輪はDescemet膜レベルへの銅沈着で、診断に重要な眼科的所見である。銅キレート薬や亜鉛薬による除銅治療でKF輪は軽減・消失しうる。
- 開発途上国における緑内障 (かいはつとじょうこくにおけるりょくないしょう)開発途上国における緑内障の疫学・診断の課題・治療戦略を解説。医療アクセスの障壁、手術優先の治療方針、AIスクリーニングや遠隔医療の可能性について詳述する。
- 海綿静脈洞症候群 (かいめんじょうみゃくどうしょうこうぐん)海綿静脈洞の病変により眼筋麻痺・顔面感覚障害・ホルネル症候群を呈する症候群。原因は腫瘍が最多で、血管性・炎症性・感染性病変も重要な鑑別となる。
- 改良型骨歯牙角膜人工装具(MOOKP) (かいりょうがたこつしがかくまくじんこうそうぐ)改良型骨歯牙角膜人工装具(MOOKP)は、患者自身の歯と歯槽骨を生体支持部として使用する角膜人工装具である。両眼性の末期眼表面疾患に対する最終的な視機能回復手段として、口腔粘膜移植片とPMMA光学シリンダーを組み合わせた多段階手術で施行される。
- 可逆性後白質脳症症候群 (かぎゃくせいこうはくしつのうしょうこうぐん)高血圧・免疫抑制薬・子癇などを誘因として発症する脳浮腫症候群。頭痛・けいれん・視覚障害を呈し、多くは可逆性だが約10〜20%で永続的な神経後遺症を残す。
- 核間性眼筋麻痺(MLF症候群) (かくかんせいがんきんまひ)核間性眼筋麻痺(INO)は内側縦束(MLF)の障害により、患側眼の内転障害と対側眼の解離性外転眼振を呈する眼球運動障害である。多発性硬化症と脳血管障害が二大原因であり、原因疾患の診断と治療が重要となる。
- 角膜移植後のLASIK手術 (かくまくいしょくごのれーしっくしゅじゅつ)角膜移植後のLASIK手術は全層角膜移植術(PKP)後の残余屈折異常・乱視を矯正する屈折矯正手術である。PKP後には平均4〜5Dの乱視が生じ、眼鏡やコンタクトレンズで矯正困難な症例にLASIKが検討される。創部離解や移植片拒絶のリスクに留意が必要である。
- 角膜異物除去 (かくまくいぶつじょきょ)角膜異物の種類・診断・除去手技(異物針・ドリル・鑷子)・術後管理について解説する。鉄粉異物の錆輪形成から植物性異物の感染リスクまで、眼科救急で必要な知識を網羅する。
- 角膜拡張症眼のIOL度数計算 (かくまくかくちょうしょうがんのあいおーえるどすうけいさん)円錐角膜や屈折矯正手術後拡張症など角膜拡張症患者における白内障手術時のIOL度数計算の課題と対策を解説。角膜トモグラフィーや円錐角膜専用計算式の活用が鍵となる。
- 角膜形状解析における拡張症リスク (かくまくかくちょうしょうりすく)屈折矯正手術における角膜拡張症リスクの術前評価法を解説。角膜形状解析・断層撮影・バイオメカニクス指標によるスクリーニング、Randlemanスコア、PTA、BAD-Dなどのリスク評価ツールを網羅。
- 角膜形状解析における屈折矯正手術の要点 (かくまくけいじょうかいせきにおけるくっせつきょうせいしゅじゅつのようてん)屈折矯正手術における角膜トポグラフィ・トモグラフィの役割を解説する。術前スクリーニング、拡張症リスク評価、各種指標、術後管理における角膜形状解析の要点をまとめる。
- 角膜血染 (かくまくけっせん)前房出血後に角膜実質内にヘモジデリンが沈着し角膜が黄褐色に混濁する合併症。外傷性前房出血に伴い、特に眼圧上昇が持続する症例で発症しやすい。
- 角膜ケロイド (かくまくけろいど)角膜表面に生じる良性の隆起性線維性病変。外傷や手術後に発症する二次性と、Lowe症候群などに伴う一次性がある。稀だが視力障害を引き起こしうる。
- 角膜小麦粉状変性 (かくまくこむぎこじょうへんせい)角膜小麦粉状変性(cornea farinata)はDescemet膜直前の角膜実質深層に微細な粉塵状混濁が両眼性に出現する加齢性変化であり、通常無症状で治療不要。Fuchs角膜内皮ジストロフィとの鑑別が重要。
- 角膜コラーゲンクロスリンキングの手法(Epi-off法 vs Epi-on法) (かくまくこらーげんくろすりんきんぐのしゅほう)角膜コラーゲンクロスリンキング(CXL)の2大手法であるEpi-off法(上皮除去法)とEpi-on法(経上皮法)を比較解説。ドレスデンプロトコルを基準とした標準法と加速プロトコル、各法の適応・手技・成績・合併症を網羅する。
- 角膜実質炎 (かくまくじっしつえん)角膜実質炎(IK)は角膜実質の非潰瘍性炎症であり、上皮・内皮の直接的関与を伴わず、実質の血管新生と瘢痕化を特徴とする。病因は感染性(単純ヘルペスウイルス、梅毒など)と免疫介在性(コーガン症候群など)に大別される。
- 角膜実質ジストロフィ (かくまくじっしつじすとろふぃ)TGFBI遺伝子変異を中心に、角膜実質に異常タンパク質が沈着する遺伝性疾患群。格子状角膜ジストロフィ、顆粒状角膜ジストロフィ、斑状角膜ジストロフィなどが含まれる。
- 角膜上皮基底膜ジストロフィ (かくまくじょうひきていまくじすとろふぃ)角膜上皮の基底膜が異常に肥厚・変形し、map(地図状線)・dot(点状混濁)・fingerprint(指紋状線)と呼ばれる特徴的パターンを生じる前部角膜ジストロフィ。反復性角膜びらんの主要原因であり、白内障手術前の眼表面管理にも関わる。
- 角膜上皮欠損 (かくまくじょうひけっそん)角膜上皮欠損(単純性びらん・再発性びらん・遷延性上皮欠損)の症状・原因・診断・治療法について、最新のエビデンスに基づき解説。
- 角膜神経再建術(神経栄養性角膜症に対する治療) (かくまくしんけいさいけんじゅつ)神経栄養性角膜症(角膜の知覚低下・消失による上皮障害)に対し、健全なドナー神経を角膜に移行して感覚を回復させる外科的治療法。直接法・間接法があり、角膜知覚と眼表面の長期安定化を目指す。
- 角膜神経の肥厚 (かくまくしんけいのひこう)角膜中央部まで太く目立つ角膜神経が観察される臨床所見。多発性内分泌腫瘍症2B型(MEN2B)をはじめとする全身疾患や、円錐角膜・アカントアメーバ角膜炎などの角膜疾患に伴う。未診断のMEN2Bの早期発見手がかりとなりうる重要な所見である。
- 角膜新生血管(Corneal Neovascularization) (かくまくしんせいけっかん)角膜新生血管の原因(感染症・低酸素・化学外傷・LSCD)、病態生理(VEGF・血管新生特権)、抗VEGF治療・FND・MICEなどの治療法、遺伝子治療やナノDDSの最新研究まで専門医が詳しく解説。
- 水晶体乳化吸引術中の角膜切開創熱傷 (かくまくせっかいそうねっしょう)白内障手術(水晶体乳化吸引術)中に超音波チップ周囲の摩擦熱で角膜切開創が熱損傷を受ける術中合併症。創閉鎖不全や高度乱視の原因となる。
- 角膜創口ハイドレーション (かくまくそうこうはいどれーしょん)白内障手術における透明角膜切開(CCI)の閉鎖を補助するために、角膜実質に灌流液を注入して角膜を膨潤させる手技。術後眼内炎の予防を目的として広く普及している。
- 角膜組織付加技術(CAIRSおよびCTAK) (かくまくそしきふかぎじゅつ)円錐角膜などの角膜拡張症に対し、ドナー角膜組織を実質内に挿入して角膜形状を改善する新しい手術手技。合成ICRSに代わる生体適合性の高い治療選択肢として注目されている。
- 角膜知覚計検査 (かくまくちかくけいけんさ)角膜知覚計検査(Cochet-Bonnet 型知覚計)の原理・手技・正常値と、角膜知覚低下の鑑別診断について解説。
- 角膜提供(コーニアルドネーション) (かくまくていきょう)角膜提供のプロセス、ドナー適格基準、アイバンクの役割、組織評価と保存、法的枠組みを包括的に解説する。
- 角膜デレン (かくまくでれん)輪部傍隆起による涙液層の途絶で角膜周辺部に生じる浅い皿状の陥凹。適切な潤滑で通常は速やかに消退するが、放置すると穿孔に至ることがある。
- 角膜トポグラフィ (かくまくとぽぐらふぃ)角膜表面の形状を非侵襲的に測定・可視化する検査技術。Placidoリング、Scheimpflugカメラ、前眼部OCTなど複数の原理に基づく装置があり、円錐角膜のスクリーニングや屈折矯正手術の計画に不可欠である。
- 角膜内リングセグメント(ICRS)と角膜バイオメカニクス (かくまくないりんぐせぐめんと)角膜内リングセグメント(ICRS)は円錐角膜などの角膜拡張症に対し、角膜実質内に挿入して中央角膜を平坦化する治療法。弧短縮効果により角膜形状を改善し、バイオメカニクスの安定化に寄与する。
- 角膜バイオメカニクス (かくまくばいおめかにくす)角膜の粘弾性特性とその測定法(ORA・Corvis ST・ブリュアン顕微鏡)、円錐角膜の早期診断や屈折矯正手術への臨床応用を解説する。
- 角膜白斑(Corneal Leukoma) (かくまくはくはん)角膜白斑の原因(感染症・外傷・炎症・変性疾患)、重症度分類(片雲・斑・白斑)、診断法、角膜移植やPTKなどの治療法、最新のロサルタン点眼研究まで専門医が詳しく解説。
- 角膜浮腫 (かくまくふしゅ)角膜内の水分過剰貯留により透明性が失われる病態。角膜内皮障害・手術外傷・眼圧上昇など多様な原因で発症し、視力低下や疼痛を引き起こす。
- 角膜輪部同種移植 (かくまくりんぶどうしゅいしょく)角膜輪部同種移植(KLAL)は輪部幹細胞欠損症(LSCD)に対する眼表面幹細胞移植の一種。死体ドナーの角膜強膜キャリアに付着した同種輪部組織を移植し、角膜上皮の恒常性を回復させる。両眼性LSCDや生体ドナーが利用できない症例に適応され、全身免疫抑制が不可欠である。
- 角膜類皮腫(輪部デルモイド) (かくまくるいひしゅ)角膜輪部に好発する先天性の良性分離腫(choristoma)。斜乱視による弱視を高頻度に合併し、屈折矯正・遮閉療法が治療の柱となる。整容目的の手術では表層角膜移植を併用する。
- カサバッハ・メリット現象 (かさばっは・めりっとげんしょう)カサバッハ・メリット現象(KMP)は、カポジ様血管内皮腫(KHE)または房状血管腫(TA)に伴う血小板減少症・消耗性凝固障害を特徴とする生命を脅かす臨床症候群である。
- 下斜筋ミオキミア (かしゃきんみおきみあ)下斜筋の間欠的な不随意収縮により外旋や動揺視を生じる稀な眼球運動障害。特発性で、報告例はきわめて少数である。
- 過熟白内障によるぶどう膜偽メラノーマ (かじゅくはくないしょうによるぶどうまくぎめらのーま)過熟白内障の超音波検査において、プローブの斜め走査により水晶体赤道部がぶどう膜メラノーマ様のドーム状病変として偽描出される稀な現象。正確な鑑別が重要。
- 下垂眼症候群 (かすいがんしょうこうぐん)加齢に伴う外眼筋プーリー間の結合組織変性により外直筋が下方へ偏位し、遠見時の内斜視や回旋垂直斜視を生じる高齢者に多い後天斜視。プリズム矯正や斜視手術で管理される。
- 下垂体腺腫 (かすいたいせんしゅ)下垂体前葉の腺細胞から発生する腫瘍。視交叉の圧迫により両耳側半盲を引き起こし、ホルモン過剰分泌による全身症状を伴うことがある。
- 仮性乳頭浮腫(偽乳頭浮腫) (かせいにゅうとうふしゅ)仮性乳頭浮腫は、頭蓋内圧亢進を伴わないにもかかわらず視神経乳頭が異常に隆起して見える状態で、最も多い原因は視神経乳頭ドルーゼンである。真の乳頭浮腫との鑑別が重要であり、OCTや超音波などの検査を組み合わせて診断する。
- 家族性自律神経失調症の神経眼科的徴候 (かぞくせいじりつしんけいしっちょうしょう)家族性自律神経失調症(ライリー・デイ症候群)に伴う神経眼科的所見の解説。IKAP遺伝子変異による無涙症・角膜障害・視神経萎縮・眼球運動異常とその管理について。
- 家族性滲出性硝子体網膜症(FEVR) (かぞくせいしんしゅつせいしょうたいもうまくしょう)遺伝子異常による網膜血管形成不全を本態とする遺伝性硝子体網膜疾患。周辺部無血管網膜・網膜牽引・滲出性変化を特徴とし、重症例では網膜剥離に至る。
- 家族性地中海熱の眼症状 (かぞくせいちちゅうかいねつのがんしょうじょう)家族性地中海熱(FMF)に伴う眼合併症の解説。上強膜炎・ぶどう膜炎・網膜血管炎・アミロイド関連眼疾患など、FMFで報告される多彩な眼症状とその管理について概説する。
- 家族性網膜動脈大動脈瘤(FRAM) (かぞくせいもうまくどうみゃくだいどうみゃくりゅう)IGFBP7遺伝子変異による稀な常染色体劣性遺伝疾患。両側性の網膜動脈大動脈瘤と動脈beadingを特徴とし、肺動脈狭窄や冠動脈瘤など生命を脅かす全身合併症を伴う。
- CADASILの神経眼科的側面 (かだしる)CADASIL(皮質下梗塞と白質脳症を伴う常染色体優性脳動脈症)は、NOTCH3遺伝子変異による遺伝性脳細小血管病であり、視覚前兆・複視・網膜血管変化など多彩な眼科的徴候を呈する。
- 片側性色素性網膜症 (かたそくせいしきそせいもうまくしょう)片眼のみに視細胞レベルの変性・萎縮をきたす稀な網膜疾患。両眼性の網膜色素変性症(RP)と類似した眼底所見を呈するが、対側眼は正常に保たれる。
- 滑脳症に伴う眼科的所見 (かつのうしょうにともなうがんかてきしょけん)滑脳症(脳の神経細胞移動障害)に伴って認められる多彩な眼科的異常を、タイプ1(古典的)とタイプ2(石畳様)の病型別に解説する。
- 家庭眼圧測定 (かていがんあつそくてい)家庭眼圧測定(ホームトノメトリー)の背景・原理・デバイス・臨床的意義を解説。iCare HOMEリバウンド眼圧計、Triggerfishコンタクトレンズセンサー、EyeMate植込み型センサーの特徴と限界、診療外眼圧モニタリングの重要性について詳述する。
- カナロプラスティ(シュレム管形成術) (かなろぷらすてぃ)カナロプラスティはシュレム管を拡張し生理的房水流出路を回復させる非穿孔性緑内障手術である。従来のab externo法に加え、ab interno法(ABiC)やOMNI systemなどの改良法が開発されている。
- カバーテスト(遮閉試験) (かばーてすと)カバーテストは眼位ずれ(斜視)の有無・種類・程度を評価するための客観的検査のゴールドスタンダードである。遮閉試験、遮閉-遮閉除去試験、交代遮閉試験、プリズム遮閉試験の手技と判定を解説する。
- 歌舞伎症候群 (かぶきしょうこうぐん)特徴的な顔貌、知的障害、出生後発育障害、骨格異常、皮膚紋理異常を主徴とする希少な先天性遺伝疾患。KMT2DまたはKDM6A遺伝子変異が原因で、多彩な眼科的異常を伴うことがある。
- カポジ水痘様発疹症(ヘルペス性湿疹) (かぽじすいとうようはっしんしょう)アトピー性皮膚炎などの炎症性皮膚疾患を基礎に、単純ヘルペスウイルスが広範に感染する皮膚感染症。眼波及によるヘルペス角膜炎は視力を脅かす合併症である。
- 鎌状赤血球黄斑症 (かまじょうせっけっきゅうおうはんしょう)鎌状赤血球症(SCD)患者に生じる黄斑菲薄化。OCT・OCTAによる早期検出と無症候性脳梗塞との関連について解説。
- 鎌状赤血球網膜症 (かまじょうせっけっきゅうもうまくしょう)鎌状赤血球症に伴う網膜血管障害。Goldberg分類による非増殖性・増殖性の病期、レーザー治療、遺伝子治療(Casgevy/Lyfgenia)を解説。
- カラー眼底写真判読 (からーがんていしゃしんはんどく)カラー眼底写真における正常所見・異常所見の体系的な判読法。視神経乳頭・血管系・出血・黄斑の所見を色情報と形態から解釈する。
- 顆粒状角膜ジストロフィ(GCD) (かりゅうじょうかくまくジストロフィ)TGFBI遺伝子変異により角膜実質にヒアリンやアミロイドが沈着する常染色体優性遺伝の角膜ジストロフィ。1型(R555W)と2型(R124H、旧Avellino)に分類され、日本では2型が圧倒的に多い。PTKが治療の第一選択である。
- 加齢黄斑変性(AMD) (かれいおうはんへんせい)加齢黄斑変性(AMD)の症状・原因・診断・治療について、ドライ型・ウェット型の分類、抗VEGF療法、補体阻害薬、光生物調節など最新の知見を眼科専門医が解説。
- 加齢性網膜分離症(老人性網膜分離症) (かれいせいもうまくぶんりしょう)加齢性網膜分離症の症状・原因・診断・治療を解説。OCTによる鑑別診断やレーザー治療、硝子体手術の適応まで詳述。
- 川崎病 (かわさきびょう)主に小児に発症する中型血管の血管炎であり、先進国における小児後天性心疾患の最も一般的な原因。眼症状(結膜炎・前部ぶどう膜炎)を高頻度に合併するが、多くは自己限定性である。
- 川崎病の眼症状 (かわさきびょうのがんしょうじょう)川崎病(皮膚粘膜リンパ節症候群)は主に小児に発症する急性血管炎で、両側性球結膜充血や前部ぶどう膜炎などの特徴的な眼所見を呈する。眼症状の早期認識が診断の遅れを防ぎ、冠動脈合併症の予防に直結する。
- 簡易輪部上皮移植術(SLET) (かんいりんぶじょうひいしょくじゅつ)2012年にSangwanらが報告した輪部幹細胞疲弊症(LSCD)に対する1段階の手術手技。健側眼から少量の輪部組織を採取し、羊膜上で小片に分割してin vivoで増殖させる。特別な培養設備が不要で費用対効果が高い。
- 感覚・運動機能検査 (かんかくうんどうきのうけんさ)斜視や両眼視機能の異常を評価するための眼科検査法の総称。眼球運動検査・眼位検査・遮閉試験・立体視検査などを含み、小児から成人まで幅広く適用される。
- 間欠性外斜視 (かんけつせいがいしゃし)間欠性外斜視は、日常では眼位が正常だが疲労時や遠方視時に片眼が外側にずれる斜視で、小児に最も多い斜視型である。分類・診断・治療法を解説する。
- 桿錐層剥離(網膜) (かんすいそうはくり)視細胞の内節筋様体(inner segment myoid)レベルでの分離と網膜内液貯留を特徴するOCT所見。多くのぶどう膜炎・網膜疾患で認められ、2018年に初めて独立した概念として報告された。
- 感染症に伴う緑内障 (かんせんしょうにともなうりょくないしょう)感染症(ウイルス・細菌・寄生虫・プリオン)が引き起こす続発緑内障の病原体別特徴・発症機序・診断・治療を解説。HSV・CMV・VZV・梅毒・結核などの各病原体による緑内障発症メカニズムと治療戦略を詳述する。
- 感染性結晶状角膜症 (かんせんせいけっしょうじょうかくまくしょう)感染性結晶状角膜症(ICK)は角膜実質内に枝分かれ状の結晶様混濁を生じる緩徐進行性の感染性角膜炎。炎症反応が乏しく、角膜移植後のステロイド使用下で好発する。バイオフィルム形成が治療抵抗性に関与し、難治例では実質内抗菌薬注射や治療的角膜移植が必要となる。
- 乾癬の眼症状(Ocular Manifestations of Psoriasis) (かんせんのがんしょうじょう)乾癬に伴う眼合併症(ドライアイ、眼瞼炎、ぶどう膜炎、白内障など)の症状・診断・治療を解説する。乾癬患者の約10%に眼症状が出現し、IL-23/Th17経路を介した免疫異常が共通の病態基盤となる。
- 桿体・錐体層剥離(BALAD) (かんたいすいたいそうはくり)桿体・錐体層剥離(BALAD)は、視細胞内節マイオイドのレベルで生じる網膜内の分離を示すOCT所見である。ぶどう膜炎、滲出型加齢黄斑変性、中心性漿液性脈絡網膜症など多様な疾患で認められ、急性滲出のバイオマーカーとして注目されている。