「も」で始まる疾患
五十音索引(ま行)
32件の疾患が見つかりました
- 毛細血管腫(乳児血管腫) (もうさいけっかんしゅ)小児期で最も一般的な良性眼窩腫瘍。生後1年以内に増大し、その後数年で自然退縮する。弱視リスクがある場合はβ遮断薬による治療が第一選択となる。
- 網状ドゥルーゼン (もうじょうどぅるーぜん)網膜色素上皮(RPE)表面の網膜下腔に沈着する黄白色の網状構造物。加齢黄斑変性の前駆病変であり、地図状萎縮・脈絡膜新生血管のリスクを高める。
- 網膜・網膜色素上皮複合過誤腫 (もうまく・もうまくしきそじょうひふくごうかごしゅ)網膜・網膜色素上皮複合過誤腫(CHRRPE)は、網膜とRPEのグリア・血管・色素上皮から構成される稀な良性腫瘍で、主に小児の乳頭傍・黄斑部に発生し、視力低下や斜視を引き起こす。
- 網膜オキシメトリ (もうまくおきしめとり)網膜オキシメトリの原理・技術・臨床応用を解説。Lambert-Beer則に基づく二波長法、各疾患での酸素飽和度変化、全身疾患のバイオマーカーとしての展望を紹介。
- 網膜芽細胞腫 (もうまくがさいぼうしゅ)網膜芽細胞腫の症状・原因・診断・治療を解説。RB1遺伝子変異による小児の眼内悪性腫瘍で、白色瞳孔が主な発見契機。眼球温存治療や遺伝カウンセリングの重要性について紹介。
- 網膜血管炎 (もうまくけっかんえん)網膜血管の炎症を特徴とする病態。SLE・Behçet病・サルコイドーシス・GPAなど多彩な背景疾患を持ち、ステロイド・免疫抑制薬・生物学的製剤による段階的治療が基本となる。
- 網膜血管腫状増殖(RAP) (もうまくけっかんしゅじょうぞうしょく)加齢黄斑変性の特殊型で、網膜内毛細血管叢から発生する新生血管が増殖する疾患。高齢女性に好発し、両眼発症率が高く、治療抵抗性を示しやすい。
- 網膜色素上皮剥離(PED) (もうまくしきそじょうひはくり)網膜色素上皮(RPE)がBruch膜から分離して生じる病態。加齢黄斑変性や中心性漿液性脈絡網膜症などの重要な随伴所見であり、視力予後に大きく影響する。
- 網膜色素上皮裂孔 (もうまくしきそじょうひれっこう)網膜色素上皮裂孔(RPE tear)は、色素上皮剥離(PED)を伴う領域でRPEが急激に裂け、Bruch膜と脈絡膜が露出する病態。加齢黄斑変性や抗VEGF療法との関連、画像診断所見、Sarrafグレーディングによる視力予後を解説する。
- 網膜色素線条(Angioid Streaks) (もうまくしきそせんじょう)Bruch膜の石灰化・脆弱化による亀裂が眼底に線状変化として現れる疾患。弾性線維性仮性黄色腫(PXE)をはじめとする全身疾患に合併し、脈絡膜新生血管(CNV)を併発すると視力障害を来す。
- 網膜色素変性症 (もうまくしきそへんせいしょう)網膜色素変性症(RP)の症状・原因遺伝子・検査・治療法・最新研究を解説。夜盲や視野狭窄で発症し、100以上の遺伝子が関与する遺伝性網膜ジストロフィ。
- 網膜脂血症 (もうまくしけつしょう)高トリグリセリド血症に伴い網膜血管が乳白色からクリーム色に変化する稀な眼底所見。トリグリセリド値の正常化により速やかに消失するが、背景にある代謝異常の早期発見が重要である。
- 網膜静脈分枝閉塞症 (もうまくじょうみゃくぶんしへいそくしょう)動静脈交叉部での静脈閉塞により網膜出血・黄斑浮腫を生じる網膜血管疾患。糖尿病網膜症に次いで2番目に多く、抗VEGF療法が治療の第一選択である。
- 網膜静脈閉塞症 (もうまくじょうみゃくへいそくしょう)網膜静脈閉塞症(RVO)の定義・分類(BRVO・CRVO)、症状、診断、治療法(抗VEGF療法・レーザー光凝固)について解説。
- 網膜人工視覚(網膜プロテーゼ) (もうまくじんこうしかく)網膜色素変性や加齢黄斑変性による視細胞喪失患者に対し、電気または化学的刺激で残存神経細胞を活性化する植込みデバイス。視覚の部分的回復を目指す。
- 網膜震盪症 (もうまくしんとうしょう)眼球への鈍的外傷後に視細胞外節が障害され、網膜に特徴的な白色混濁を生じる疾患。多くは2週間程度で自然軽快するが、黄斑部の障害では視力予後が不良となることがある。
- 網膜星細胞過誤腫 (もうまくせいさいぼうかごしゅ)網膜神経線維層に発生する良性のグリア細胞腫瘍。結節性硬化症(TSC)の眼症状として高頻度に出現し、孤発性にも生じる。多くは無症状だが、黄斑浮腫や網膜分枝静脈閉塞などの合併症を引き起こすことがある。
- 網膜前増殖 (もうまくぜんぞうしょく)網膜前増殖(ERP/LHEP)の病態・OCT所見・ERMとの鑑別・手術法(EP embedding、ILMフラップ併用)を論文に基づき解説。分層黄斑円孔や全層黄斑円孔との関連も詳述。
- 網膜中心静脈閉塞症 (もうまくちゅうしんじょうみゃくへいそくしょう)網膜中心静脈が視神経内で閉塞し、網膜全体に出血・浮腫を生じる血管疾患。糖尿病網膜症に次いで多い網膜血管疾患であり、黄斑浮腫と血管新生緑内障が視力予後を左右する。
- 網膜電図(ERG) (もうまくでんず)網膜電図(ERG)は光刺激に対する網膜の電気的活動を記録する検査である。全視野ERG・多焦点ERG・パターンERGの種類、検査手順、臨床応用について解説する。
- 網膜動脈分枝閉塞症 (もうまくどうみゃくぶんしへいそくしょう)網膜中心動脈の分枝が閉塞し、支配領域の網膜に虚血性障害を生じる疾患。無痛性の急性視野欠損で発症し、全身の塞栓性疾患や脳卒中との関連から迅速な全身評価が不可欠である。
- 網膜動脈閉塞症 (もうまくどうみゃくへいそくしょう)網膜を養う動脈が突然閉塞し、急激な視力低下や視野欠損をきたす眼科的緊急疾患。脳卒中と同様に迅速な対応が求められる。
- 網膜の血管構築とOCT-Aの解釈 (もうまくのけっかんこうちくとOCT-Aのかいしゃく)OCT-A(光干渉断層血管撮影)による網膜・脈絡膜血管の評価法を解説。正常血管叢の構造、異常所見の読み方、アーチファクトの注意点を網羅。
- 網膜剥離 (もうまくはくり)神経感覚網膜が網膜色素上皮から分離する眼科的緊急疾患。年間10〜18人/10万人に発症し、放置すると不可逆的な視力障害をきたす。早期手術により初回成功率90%以上が見込まれる。
- 網膜剥離手術の歴史 (もうまくはくりしゅじゅつのれきし)19世紀の治癒率1〜5%の時代から、ゴナン革命、強膜バックリング術、硝子体手術の発展を経て現代の90%超の復位率に至るまでの革新を解説。
- 網膜剥離に対する最小侵襲手術 (もうまくはくりにたいするさいしょうしんしゅうしゅじゅつ)裂孔原性網膜剥離に対して排液を行わない分節的バックリングで復位を目指す眼外最小侵襲手術。LincoffとKreissigにより体系化された。
- 網膜毛細血管腫とフォン・ヒッペル・リンドウ病 (もうまくもうさいけっかんしゅ)網膜毛細血管腫(RCH)はVHL遺伝子変異に起因する良性血管腫瘍で、フォン・ヒッペル・リンドウ(VHL)病の眼症状として高頻度に出現する。早期発見・治療が視力予後に直結する。
- モーレン潰瘍 (もーれんかいよう)モーレン潰瘍(蚕食性角膜潰瘍)は、角膜縁に沿って進行する原因不明の自己免疫性周辺部角膜潰瘍である。潜掘状の縁(undermined edges)を伴う円弧状潰瘍が特徴であり、強膜は侵されない。角膜実質のカルグラニュリンCに対する自己免疫反応が病態に関与すると考えられている。
- 木様結膜炎(リグニアス結膜炎) (もくようけつまくえん)プラスミノゲン欠乏症を背景に、眼瞼結膜に木のような硬さの線維素性偽膜が慢性・再発性に形成される極めて稀な結膜炎。全身の粘膜病変を伴うことがある。
- もやもや病の眼症状 (もやもやびょうのがんしょうじょう)もやもや病(MMD)は内頸動脈終末部の進行性狭窄を特徴とする慢性脳血管障害であり、一過性黒内障・網膜中央動脈閉塞症・眼虚血症候群・モーニンググローリー症候群などの眼症状を呈しうる。
- モラレ髄膜炎の神経眼科的臨床像 (もられずいまくえん)モラレ髄膜炎(再発性良性リンパ球性髄膜炎)における乳頭浮腫・外転神経麻痺・視神経炎などの神経眼科的症状の特徴、HSV-2との関連、診断・治療法を解説する。
- モルガニー白内障 (もるがにーはくないしょう)過熟白内障が進行し皮質が液化することで、硬い核が水晶体嚢内の底部へ沈下した状態。発展途上国に多く、水晶体溶解性緑内障や水晶体過敏性ぶどう膜炎を合併するリスクがある。